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9/24【WRESTLE-1】初代王者決定T準決勝で対決 船木が河野更生を宣言(写真あり)

 WRESTLE-1チャンピオンシップ初代王者決定トーナメント準決勝(10・8後楽園)で河野真幸と対決する船木誠勝が24日、都内・WRESTLE-1事務所で会見。「何も変わってない」と河野を批判し、準決勝で実現する一騎打ちを通じて更生させる構えをみせた

 ZERO1の9・19後楽園大会で佐藤耕平に敗れ、世界ヘビー級王座から陥落した船木だが、団体初のタイトルを争うW-1初代王者決定トーナメントを順調に勝ち上がってきた。1回戦でTAJIRI、2回戦でAKIRAを撃破。10・8後楽園大会での準決勝では河野との対決が決まった。

 河野とは全日本時代にSTACK OF ARMSとして共闘したが、昨年9月のW-1旗揚げ戦で裏切られた。以来、悪の限りを尽くす河野を船木は「自分は4年間、プロレスに復帰して彼と戦ってもきたし、組んでもきた。1年間経って何も変わってない」と酷評。「今、彼と1対1で、デスペラードの介入がなければ勝つ自信があります。断言します」と言い切り、介入対策としてセコンドを用意して磐石の態勢を整えることも考えている。

 旗揚げ戦から1年が経過し、河野と初代王者を決めるトーナメントの準決勝で雌雄を決するのも因縁めいている。トーナメント不参加を決めた武藤敬司に牙をむいた河野は、9・22後楽園大会における3対4ハンディ戦で武藤のヒザを徹底攻撃し、お株を奪う足4の字固めでまんまと勝利。9・23名古屋大会でも武藤の得意技である足4の字を拝借し、児玉裕輔を破って準決勝進出を決めた。

 「弱ってる人間を攻めて勝つのは簡単。もう少しかっこいい勝ち方をしてほしい。技も全部真似して。それがファッションだと思ってやってるんでしょうけど、物凄く見栄えが悪い、かっこ悪い」。そう痛烈批判した船木は、「おそらく本人もこれでいいんだろうかという部分、半信半疑でやってるような気もしないでもない。言う人もいないと思うんで、自分がリングの上でビシッと言ってやりたい。技と体で」と戦いを通じて河野を更生させる構えをみせていた。

【会見における船木】
▼船木「1回戦、2回戦、無事突破できました。あと二つ、準決勝と決勝なんで特に言うことないんですけど、相手が河野選手ということで、1年間、自分はずっと彼のことを冷静に見てきました。デスペラードでいろいろやってますけど、彼自身のレスリングスタイルという部分で言えば、それほど変わってないなと。変わった部分が何なのか考えると、やっぱり口数が多くなった。あとは人の使い方がうまくなった。その2点ですね。肉体も変わってないし、技もそれほど増えてない。今、彼と1対1で、デスペラードの介入がなければ勝つ自信があります。断言します。で、必ずこの2試合、1回戦、2回戦みても、何となくですけど、デスペラードのセコンドで何かするんじゃないかなと。上に上がっていけばいくほど、そういう部分が出てくると思うんで、自分も準決勝の時はセコンドをつけて、第三者の介入は絶対させないようにしたいと思います」

――1回戦と2回戦を振り返って?

▼船木「昨日、名古屋で試合したんですけど、体が消耗してたのが大きい。それは前日のTAJIRI戦ですね。たった4分弱しか試合してないですけど、試合が終わった後、体中の熱が収まらなくて、夜中まで汗が止まらなくて、相当集中してたんだなと。筋肉もいろんな部分が疲労してて、そのまま名古屋で試合したんですけど、相手の野上さん、AKIRAさんもその前々日の金沢で浜選手と試合して、相当ダメージを負ってた。気力と体力、どっちがもつのか。マラソンで並走しててどちらが脱落するかという感じで試合してました。それで勝てたし、1週間以上あるんで、コンディションを整えて、まっさらな気持ちでこの準決勝、河野真幸32歳…34歳ですか。自分の中で河野真幸32歳で止まってるんですけど、正面から1対1で面と向かって、今かぶってる皮全部外してまっさらな河野真幸と戦いたい。そして勝って決勝に進みます」

――決勝戦はKAIvs近藤と当たるが?

▼船木「自分の気持ち的にW-1という新しい団体が出来た時、一番自分というものを出した選手がKAI選手と近藤選手と思うんですね。その二人が戦って決勝で自分と戦って、自分が敗れることがあれば本当の意味でW-1が変わっていくんじゃないかと思います。でも武藤さんがW-1の象徴。自分は武藤さんの代理のつもりで出てるんで負けられない。そういう新と旧の対決でもあると思います」

――9・22後楽園で河野が武藤に勝利しているが?

▼船木「ひどい勝ち方だなと。弱ってる人間を攻めて勝つのは簡単。もう少しかっこいい勝ち方をしてほしい。技も全部真似して。それがファッションだと思ってやってるんでしょうけど、物凄く見栄えが悪い、かっこ悪いと思います。いろいろ思いますけど、たかが1年なんですね。河野選手が変わったのも。自分は4年間、プロレスに復帰して彼と戦ってもきたし、組んでもきた。1年間経って何も変わってない。そういうふうにしか見えてない。おそらく本人もこれでいいんだろうかという部分、半信半疑でやってるような気もしないでもない。言う人もいないと思うんで、自分がリングの上でビシッと言ってやりたい。技と体で」

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