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10/3【IGF】“ゲノム三銃士"結成も即崩壊…海外修行権争奪マッチへ大地と奥田が一触即発(写真あり)

 10・13名古屋大会『GENOME31』に出場する橋本大地、ワン・ビン、奥田啓介の3選手が3日、都内で会見。IGFの未来を担う『ゲノム三銃士』として初めて紹介されたものの、名古屋で“海外修行権争奪マッチ"を行うことになった大地と奥田が一触即発の小競り合いを繰り広げ、結成当日に“崩壊"する珍事が起こった。

 大地22歳、ワン・ビン20歳、奥田23歳。IGFはこの日、若きゲノムファイター3人を会見場に集め、初めて“ゲノム三銃士"として紹介。大地の父である故・橋本真也さんが属した闘魂三銃士よろしく、若き日々のたくましき成長を促すべく、3人に海外修行の機会を与えることがアナウンスされた。

 ただ、その枠は2つ。10・13名古屋大会では大地と奥田の一騎打ちが組まれていることから、勝者が海外行きキップを手にできる“海外修行権争奪マッチ"となることも合わせて発表された。

 だが、会見場の奥田は不機嫌そのもの。「橋本大地と俺を比べたら、どっちが強いかは一目瞭然。俺は空手の全国大会で勝ってるし(※極真会館OSAKA's CUP優勝)、レスリングでも日本代表として日の丸背負って戦ったこともある。こいつは親の七光りだけでしょ。実績を文字に起こしてみれば、どっちが強いか簡単に分かること。もっと海外で経験を積みたいし、名古屋で橋本君には踏み台になってもらいます」と吐き捨てた。

 大地も動じない。「前々から海外には行ってみたかったんで、ビッグチャンスをもらえたのはありがたい。特に親父の親友だったスティーブ・コリノのところでやってみたいと思ったことは何度もあります。なんか相手はキャンキャン言ってますけど、こんなところでチャンスは無駄にしたくない。やる気があるのは分かるから、俺が勝ったとしても彼を連れていってやってもいいよ。弱いからさ」と奥田をせせら笑った。

 思わず席を立った奥田も「何言ってんだテメー。逆に弱いお前を俺が海外に連れて行ってやるよ。名古屋楽しみにしとけ。マジで“刺し"に行くからな。覚悟して来い」と食ってかかったものの、あまりの剣幕に大地は「ハハハ…(笑) なんか正直笑っちゃった」とあっけらかんとニヤニヤ。火に油を注がれた奥田が大地の肩を突き飛ばし、慌ててワン・ビンが止めに入った。

 どうにか両者再び着席したものの「どんな実績があるかは知りませんけど、リングの上に上がってしまったら、そんなものは関係ない。最後は強いほうがリングの上に立ってるわけですから」(大地)、「みんなの前で大恥かかす。刺しに行く。確かにプロレスのキャリアは上。そこは認めたうえで言ってるんで、生半可な気持ちじゃない」(奥田)と“バチバチ状態"に。ともあれ、“三銃士"としてくくりたいIGFの思惑とは裏腹、結成当日に“崩壊"する珍事となった…。

 なお、一人中央で肩身が狭そうだったワン・ビンは、10・13名古屋大会では鈴川真一との一騎打ちに臨む。血気盛んな両サイドとは対照的に「スズカワ、ツヨイトコロト、ヨワイトコロ、アルネ。ツギノシアイ、カナラズ、カチマス」とマイペースで意気込みを語った。ちなみに期待の大きいワン・ビンにはすんなり海外修行権が与えられそうだが、中国人のワン・ビンは現在この状況が“日本で海外修行中"にあたる…。


☆10/13(月・祝)愛知県体育館(名古屋)『GENOME 31』16:00開場、17:00開始

▼シングルマッチ
奥田啓介
vs
橋本大地

▼シングルマッチ
ダーク・ドラゴン
vs
ウルティモ・ドラゴン

▼シングルマッチ
クラシック・キッド
vs
澤田敦士

▼シングルマッチ
ワン・ビン
vs
鈴川真一

▼シングルマッチ
モンターニャ・シウバ
vs
クラッシャー川口

▼シングルマッチ
ジョン・アンダーセン
vs
将軍岡本

[その他参戦決定選手]
ジェロム・レ・バンナ

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