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10/3【新日本/DDT】目指すはジュニアのトップ ケニー・オメガが新日本に移籍、飯伏は新日本との所属契約を更新(写真あり)

 DDTの常連外国人ケニー・オメガの新日本移籍が3日、都内・新日本事務所で菅林直樹会長、DDT・高木三四郎社長同席のもと発表された。新日マットを新天地に求めることを決めたオメガは、「新日本で頑張ってジュニアとして、ケニー・オメガはトップクラスというのをみせたい」と新日ジュニアの頂点獲りを見据えた。また、飯伏幸太が新日本との所属選手契約を1年更新したことも発表された。

 DDTを主戦場に活躍してきたオメガは2008年7月に初来日。以降、飯伏とのゴールデン☆ラヴァーズでKO-Dタッグ王座に3度君臨し、KO-D無差別級、DDT EXTREME級、KO-D6人タッグと主要タイトルを総なめしてきた。新日マットでも飯伏と組んで第27代IWGPジュニアタッグ王座に就き、2010年、2011年、2013年、2014年とBEST OF THE SUPER Jr.に4度出場している。

 DDT参戦から6年が経過し、オメガは「今年のベスト(スーパージュニア)が終わってもっともっとできる気がして、新日本で試合をしたいと思った」と新日マットに主戦場を移すことを決意。先月中にその意向をDDT側に伝えた。DDTとの参戦契約は2015年1月まで残っていたが、高木社長は「僕は基本的には選手の意思を全て尊重したい。どんどん戦いの場を新しく広げていってもらいたい」と了承。DDTの契約は10月いっぱいで終了し、10・26後楽園大会での「飯伏&オメガvs男色ディーノ&竹下幸之介」がDDTラストマッチとなる。

 迎え入れる新日本側も諸手を挙げて歓迎。菅林会長もオメガに大きな期待をかけている。9月後半になって決定事項となったばかりとあって、オメガの参戦開始時期は現時点で未定。契約形態についてもこれからの話し合いで決められることになり、菅林会長は「たぶん通常の外国人と同じになると思います」と説明した。

 盟友・飯伏のように2団体所属という道もあったが、オメガは「目標を100パーセント集中しないと、私はうまくいけない。だから絶対成功するように私は今から新日本の道へ100パーセント集中したいんです」と新日本への完全移籍を選んだ。目指すは新日ジュニアの頂点。「世界のトップクラスの選手が新日本にいると思います。日本人選手も外国人選手もみんなトップクラス」と新日本に敬意を表したオメガは、「だからこっちで、新日本で頑張ってジュニアとして、ケニー・オメガはトップクラスというのをみせたい」とキッパリ。「今の新日本のジュニアのトップ全員を倒した自信があるし、できるだけ早くベルトを狙います」とIWGPジュニア王座獲りを目標に掲げた。

 「DDTのファンに何をしても私がどこに行ってもずっとDDTをサポートしてほしい。そして私のキャリアのほとんどはDDTでやったから、私がどこに行っても応援ができれば応援してほしい。そしてもちろん私はこれから新日本なんですけど、DDTがうまくいってほしい」。そうDDTファンとの別れを惜しむように話したオメガだが、新日本移籍を決めたのも「私のアスリートとしてのピークは今だと思いますので、もし今、100パーセント限界まで挑戦しないと自分でガッカリするかもしれない」と言うように後悔したくないから。「これからは新しいスタートだから、ハードワークして、ファンたちをガッカリさせないように新しいケニー・オメガで100パーセント頑張りたい」と新天地での躍進を誓った。

 また、オメガの盟友・飯伏が新日本との所属契約を1年間更新したことも発表された。DDT所属の飯伏は昨年10月、新日本とも所属契約を交わし、史上初の2団体所属に。契約を更新したことで、この1年間も新日本とDDTのダブル所属で活動することになった。
※会見におけるオメガ、菅林会長、高木社長のコメントは別項に掲載します

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