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10/7【全日本】Jrタッグリーグ戦へ青木&佐藤が充実の柔術特訓、青木はXceed不要論も展開(写真あり)

 『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』(8日開幕)に出場するEvolution・青木篤志&佐藤光留が7日、東京・パラエストラ八王子で練習を公開。柔術特訓で新たな技術を習得した二人は、明日から始まるタッグリーグ戦へ向けて優勝の手応えをつかんだ。

 ジュニアタッグリーグ戦開幕を翌日に控えたこの日、青木と佐藤は総合格闘技道場・パラエストラ八王子で公開練習に臨んだ。パラエストラ八王子は世界柔術選手権茶帯ガロ級準優勝の実績を誇る塩田歩氏が代表を務める総合格闘技ジム。塩田代表、パンクラスなどで活躍し、ハードヒット8・23新木場大会では青木と対戦している松本崇寿の指導のもと、青木と佐藤は柔術の技術習得に励んだ。

 二人が教わったのは倒れた状態で相手の足を軸に回転しながら反撃に転じる技術。そのまま立ち上がって片足タックルで相手をテイクダウンさせるものだ。その状態からアキレス腱固めに持ち込むのが柔術のポピュラーの戦法で佐藤がトライ。青木はそれを応用して逆片エビ固めや足4の字固めを極めてみせた。

 さらにタッグプレーのひとつも授かった。ヒザで相手の体を押さえつけるニー・オン・ザ・ベリーで動きを封じ、もう一人がアキレス腱固めを極めるものだ。最後に青木、佐藤の順で松本との2分間のスパーリングに挑み、柔術特訓を終えた。

 慣れない練習で呼吸を乱しながらも、新たな技術を学んだ二人は充実感たっぷり。「勝ったも同然、全く死角ない。技術面、体力面でもスタミナ面でもばっちりですよ」と佐藤が言い切ったように、タッグリーグ制覇へ向けて手応えをつかんだ。ハードヒット8・23新木場大会以来、柔術着に袖を通した青木は「違う環境でやることが大事。攻めていかないと面白くないし、まだ守るようなキャリアでもないし、そういう意味でいろんなことにチャレンジする」と世界ジュニア王者でありながらどん欲な姿勢をみせた。

 タッグリーグ開幕を前に公開練習を行った出場チームは青木&佐藤のみ。もちろんジュニアが主役となるリーグ戦を盛り上げたい一心からで、「別に発信すれば強くなるわけじゃないけど、発信すればプレッシャーがかかる。たくさんの人が見るわけですから。見られる環境に身を置いてるのは俺らだけ。そこは強さ、勝敗に関係してくる」と佐藤が言い切れば、青木も「自分で動かないといけないんだけど、全くそういうつもりないみたいだから、すでにその時点で差が出てる」と他チームを皮肉った。

 そして青木はこの日もXceedに対する手厳しい批判を浴びせた。優勝チームの特典として最強タッグ出場権が与えられるが、鼓太郎は今から対ヘビー級を見据えた発言を口にしている。「ヘビーみてるってことはウチら眼中にないってことでしょ。どこみてるんだって」と疑問を口にした青木は、「だったらジュニアにいなくていい。ハナから出ないで潮崎とか宮原と組んで(最強タッグに)出るようにすればいいじゃない。ジュニアタッグリーグに出なくていいよ」とXceed不要論すら展開した。

 ともあれ、「全チームが俺たちをマークするべき」(佐藤)と公言してはばからないEvolutionコンビが柔術特訓を糧に優勝を遂げ、ジュニアタッグリーグ戦の主役となる。
※青木&佐藤のコメントは別項に掲載します

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