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10/12【新日本】AJ不在もジャレット乱入でギター襲撃予告 東京ドームメイン出場明言の棚橋は「トップギアでやってやる」 IWGP公開調印式(写真あり)

 いよいよ明日(13日)に迫った両国国技館大会のIWGPヘビー級選手権試合「(選手権者)AJスタイルズvs棚橋弘至(挑戦者)」に向けた公開調印式が12日、東京ドームシティラクーアガーデンステージで開かれた。フライトの事情でAJが不在というまさかの事態となったが、BULLET CLUBと結託したGWF(グローバル・フォース・レスリング)のジェフ・ジャレット代表が乱入。得意のギター攻撃を予告したが、棚橋は「全員まとめてトップギアでやってやる」と返り討ちを宣言した。

 今年のG1 CLIMAXで優勝することはできなかった棚橋だが、それ以降はしっかりと結果を残してきた。8・10西武ドームではIWGP王者・AJを技ありの丸め込みで撃破。試合後、ジャレットに襲撃されてギター攻撃を食らってしまったものの勢いをつけると、9・23岡山ではG1の公式戦で敗北を喫した柴田勝頼へのリベンジに成功。AJの指名もあり、1年ぶりにIWGPヘビー級王座戦線に舞い戻ってきた。

 「調印して初めてIWGP戦線に戻ってこれたという確信を自分の中で得たかったんです」と調印式すらも楽しみで仕方なかったという棚橋だが、航空機の都合という仕方ない事情とはいえ、王者AJは不在。肩すかしを食らう形となった。

 しかし、思わぬ乱入者が…。西武ドームで棚橋を襲撃した張本人・GWFのジャレット代表がギター片手に現れたのだ。ジャレットは「IWGPヘビー級チャンピオンのAJスタイルズがわざわざこの場に来るまでもない」と吐き捨てると、「明日の両国の試合では、AJスタイルズがスタイルズクラッシュでお前を倒してやる。それだけでは終わらない。その後はお前の髪の毛を掴んで、引きずり落として、最後の仕上げとしてこのギターでぶちのめしてやる。西武ドームでやったようにな」と通告。BULLET CLUBの名前が刻まれたギターを振りかざして棚橋を威嚇した。

 罵詈雑言を浴びせてジャレットは去って行ったが、この乱入を受けて、棚橋の心には完全にスイッチが入った。今月からテレビ朝日系列で放送がスタートした『仮面ライダードライブ』の決めゼリフにあやかって、「全員まとめてトップギアでやってやります!」と宣言。愛してやまない仮面ライダーの言葉が棚橋の口から飛び出したのは、それだけ気合いが入っている証拠だろう。

 ただ、気になるのはAJが投入予告をしている「スタイルズクラッシュ以上の必殺技」。未知の新技は脅威となるが、「スタイルズクラッシュを食らっちゃいけないというのはわかっているわけですよ。それを100%防ぎに行く。その防ぎに行った俺をまた違う形で攻略してくると思うので。その先を行けるかどうかが勝負の鍵になってくるんじゃないかなと思いますね」と棚橋は“トップギア"で振り切る気満々。「挑発的な意味を込めて仕掛けに行って、頭に血を上らせてみたいな。そういうのはいろいろできると思う」と自らスタイルズクラッシュを狙っていく姿勢を示した。

 勝てば5年連続となる東京ドームのメインイベント出場が見えてくる。さらに、IWGP王座7度目の戴冠は単独1位の新記録だ(現在は藤波辰爾と1位タイ)。「ヤングライオンの頃から15年道場で習ってきたこととか、1試合1試合違うことをやろうと思って積み重ねてきたプロレスに対する思いとか、身に付けてきた技とか、全部総動員して戦いに行けたらいいなと思ってます」と“総力戦"を予想した棚橋は、「ドームのメインに出る誇らしさだったり、名誉は十分わかってますんで。もう一度来年も東京ドームのメインに立ちます」とファンの前で断言。AJやジャレットの思惑を全て吹き飛ばし、東京ドームのメインイベントへ続く切符を実力で勝ち取るつもりだ。

※調印式における棚橋、ジャレットのコメントは別項に掲載します

プロ格 情報局