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10/12【新日本】内藤が“新日本潰れる発言"を完全否定 初の権利証移動に執念燃やすもオカダは黙殺 IWGP挑戦権利証争奪戦調印式(写真あり)

 両国国技館大会の東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦「(権利保持者)オカダ・カズチカvs内藤哲也(挑戦者」をいよいよ明日(13日)に控えた12日、東京ドームシティラクーアガーデンステージで公開調印式が開かれた。挑戦者を完全に格下扱いしてきたオカダのこれまでの発言に自ら言及した内藤は、過去2年間で一度も実現していない“権利証移動”に執念を燃やした。

 “真夏の祭典"G1 CLIMAXを制したオカダは、IWGPヘビー級王座挑戦の舞台をあえて来年の1・4東京ドームに設定。G1の公式戦で敗れた相手とのリベンジマッチを自らに課した。9・23岡山でカール・アンダーソンを下すと、次なる関門として内藤を指名。今年3度目の一騎打ちは権利証を懸けた一戦となった。1・4東京ドームではオカダが、7・28仙台(G1公式戦)では内藤がそれぞれ勝利しており、今回が決着戦となる。

 調印式で気を吐いたのは挑戦者・内藤だった。オカダが一部報道で「内藤さんが主役になったら、新日本プロレスは潰れてしまう」と発言したことにあえて言及。「彼の発言に共感する方は、明日は全力で彼を応援してあげてください。じゃないと、新日本プロレスが潰れてしまう…らしいので。それでも私を応援してくれる方、私が彼に勝つ姿を見たいという方は、明日全力で私を応援してください。私が彼を…俺がオカダをキッチリ黙らせてみせます」と挑発した。

 さらに、オカダが仙台での敗北を「ミラクル」と称していることにも噛みついた内藤だったが、対するオカダは冷静そのもの。「僕は正直、明日の試合というよりも、2015年1月4日、東京ドームのメインイベントを見ています。なので明日はどうでもいいです。ただ、意味があるとしたら、新日本プロレスを潰さないように頑張ります」と、早くも視線は東京ドームに向けられている。

 昨年、そして一昨年とG1覇者には挑戦権利証が与えられたが、2年連続で権利は移動せず、順当に東京ドームでのタイトル挑戦が実現した。その結果を分析しても、オカダ有利は動かない。

 しかし、内藤は「果たしてこれを懸けて戦う意味ってなんなんだろうとちょっと思い始めています。この権利証を懸けた戦いがなぜあるのか? 明日俺が『権利証が動くこともあるんだよ』というのを皆さんにしっかりお見せしたいと思います」とキッパリ。「3年間一度も動いていないのであれば、俺が明日動かしてみせます。ミラクルを起こしてみせます」と“ミラクル発言"を逆手にとって、必勝を誓った。

 まるで自らを鼓舞するかのような積極的な発言が目立った内藤。対するオカダは言葉少なで、警戒する点を問われても「特にありません」といつもの調子だった。内藤の熱い気持ちがプラスに働くのか、はたまたマイナスに働くのかはわからないが、どちらが勝つにせよ、東京ドームに向けて勢いを加速することになりそうだ。

※調印式におけるオカダ、内藤のコメントは別項に掲載します

プロ格 情報局