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10/14【WRESTLE-1】真田に危機感「あらゆる勝負論で勝たないと存在消える」 11・1両国でMハーディ、TAJIRIと3WAY戦(写真あり)

 11・1両国大会でマット・ハーディ、TAJIRIとの3WAY戦に臨むことになった真田聖也が14日、「すべての勝負論で勝たないと、俺の存在が消えちゃう」と危機感を募らせた。

 アルベルトに続く“アメプロ界の大物"マット両国参戦が発表され、対戦に名乗りを上げたのがマットは旧知の仲のTAJIRIと、現在米TNAを中心に活躍する真田だった。WRESTLE-1では両者の意向を受けて、11・1両国大会で3WAY戦の舞台が用意された。

 この日は都内W-1事務所で真田とTAJIRIが会見。危機感を募らせたのは真田だ。先日の10・12TNA後楽園大会では、グレート・サナダとして登場しながらも、グレート・ムタ&TAJIRI組の前に完敗。「TAJIRIさんとマット・ハーディは2000年ごろ、WWEに一番勢いがあった時に活躍した選手。“そこ"と戦う世代闘争的な気持ちもありますね。TAJIRIさん以降、日本人のレスラーで海外でメジャーリーガーとして活躍した人はいないと思うんですよ。だからこそ、ここでTAJIRIさんに勝たないと。勝ち負けじゃなくてすべての勝負論で勝たないと、俺の存在が消えちゃう」と“SANADA"にとっての正念場と位置づけた。

 傍らのTAJIRIは、デスペラード入りしただけに真田に背を向けつつも、冷静に一戦を分析。「同じハーディーズでも、ジェフは華、マットは技巧で試合をする。実はめちゃくちゃうまい。あの頃WWEにいた連中はほとんど辞めてるんですけど、こうしてマットは一線級に残ってる。余計なものをそぎ落としたプロレスをしてくると思う」と話したうえで、「(真田は)今、日本で一番“アメリカ"を体現してるレスラーだとは思う。でも、マット・ハーディなんて“アメリカの塊(かたまり)"ですからね。そこにアメプロ的な勝負を挑んで勝つことは並大抵じゃない」と忠告した。

 さらに3WAYへの適応能力についても、圧倒的な差を強調。「自分はECW時代、3WAYで負け知らずだったんですよ。ポール・ヘイマンから“キング・オブ・3WAY"と呼ばれたくらい。3WAYは仲間とみせかけて裏切るのが最も有効で、そういうのは僕は大得意。それにアメリカは“次は3WAYダンス"ってアナウンスされると会場が爆発するほど盛り上がるんですね。そういった意味でも日本における3WAYの意識を変えられる試合にしたいと思います」と思い描いていた。


【会見の模様】

▼TAJIRI「自分はECW時代、3WAYで負け知らずだったんですよ。ポール・ヘイマンから“キング・オブ・3WAY"と呼ばれたくらいなので」

▼真田「TAJIRIさんとマット・ハーディは2000年ごろ、WWEに一番勢いがあった時に活躍した選手。“そこ"と戦う世代闘争的な気持ちもありますね。TAJIRIさん以降、日本人のレスラーで海外でメジャーリーガーとして活躍した人はいないと思うんですよ。だからこそ、ここでTAJIRIさんに勝たないと。勝ち負けじゃなくてすべての勝負論で勝たないと、俺の存在が消えちゃう。ハーディーズはアメリカでも一番人気のタッグチームでもあるんで、そこを倒すチャンスだとも思います」

――マット・ハーディの印象は?

▼TAJIRI「同じハーディーズでも、ジェフは華、マットは技巧で試合をする。実はめちゃくちゃうまいんですよ、マット・ハーディは。僕も何回やったか分からないくらいなんですけど、意外とデカい。元クルーザー王者でも、体格はヘビー級。マットについては俺しか知らない秘密があって、実はタランチュラがかからないんですよ。股関節が変型してるらしくて、足が開かないんです」

――真田について?

▼TAJIRI「今、日本で一番“アメリカ"を体現してるレスラーだとは思う。でも、マット・ハーディなんて“アメリカの塊(かたまり)"ですからね。そこにアメプロ的な勝負を挑んで勝つことは並大抵じゃない。3WAYは仲間とみせかけて裏切るのが最も有効で、そういうのは僕は大得意。それにアメリカは“次は3WAYダンス"ってアナウンスされると会場が爆発するほど盛り上がるんですね。そういった意味でも日本における3WAYの意識を変えられる試合にしたいと思います」

▼真田「こう聞いてるだけでも、TAJIRIさんからWWEのにおいがプンプンする。それもジェラシーなんですよね」

――デスペラードとしては?

▼TAJIRI「現にボスの河野選手がベルトを巻いてる。彼は正論しか言ってないんですよ。プロレスにおける正義は“お客さんが面白いか"しかない。そういう意味で今、一番面白いのは河野選手だと思います」

――互いにキャリアを重ねた今だからこそできる「TAJIRIvsマット・ハーディ」をみせたい?

▼TAJIRI「そうですね。まさかマットと日本で戦うことになるとは…。WWEを辞めた時、彼らとは死ぬまで会わないだろうなと思ってたんですけど、こうやってつながるんですね。あの頃WWEにいた連中はほとんど辞めてるんですけど、こうしてマットは一線級に残ってる。余計なものをそぎ落としたプロレスをしてくると思います。リタと3人で出てきた頃のマットで来るのか、それとも違うのか。それも楽しみですね。とにかく頭がいいんですよ、マット・ハーディは」

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