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10/17【WRESTLE-1】KAIが田中将斗に一騎打ちを直訴 11・1両国で対決へ(写真あり)

 17日のZERO1後楽園大会を表敬訪問したKAIが、田中将斗に11・1両国大会での対戦を直訴。田中も承諾し、同大会での一騎打ちが決定的となった。

 初代王座を獲り逃し、“エース返上"宣言で再起を誓ったKAIだが、11・1両国大会での対戦相手は未定のまま。KAIは「やりたい相手がいる。行動を起こしますんで見ていてください」と予告していた。

 この日、ZERO1後楽園大会にスーツ姿で現れたKAIは、バックステージで試合後の田中を直撃。意中の相手が田中であることを明かしたうえで、深々と頭を下げながら一騎打ちを直訴した。

 ところが田中は「大阪でお前言ったよな? エースになってから俺の前に現れる、って言ったんちゃうんか? ベルト獲れてないやんけ」と指摘。確かにタッグ対決となった9・6大阪大会でKAIは田中に一騎打ちを要求したが、田中は「エースになってから来い」と却下していた。

 だが、KAIも引き下がらない。「僕の大好きな大仁田さんは、“プロレスは負けから始まる"と言ってました。僕と胸いっぱい、プロレスをしてください。よろしくお願いします!」と田中の師匠格にあたる大仁田の語録で切り返し、再び深々と頭(こうべ)を垂れた。

 すると田中は「大仁田さんの言葉を持ち出すのはちょっとひきょうやな…。スーツ姿でちゃんと礼儀を通してきたし、大仁田さんのその言葉を持ち出されちゃあ、不本意ながらやってもええかな」と態度を軟化させ、「ただ、お前がエースになるための踏み台になるつもりは毛頭ない。逆に俺と試合をするってことがどういうことか。お前に分からせてやる」と承諾した。

 田中の言質を取ることに成功したKAIは「自分の気持ちはぶつけました。どん底の自分を大仁田さんの言葉が救ってくれた。だからこそ、今田中さんと戦わないといけないと思いました。11月1日は改めて“復帰戦"のつもりで戦います」と表情を引き締め、再起への覚悟をさらに固くしていた。

プロ格 情報局