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10/23【WRESTLE-1】11・1両国アルベルト戦控える船木が賛同者の黒潮と蹴撃特訓(写真あり)

 11・1両国大会で元WWE世界ヘビー級王者・アルベルトとの一騎打ちに臨む船木誠勝が23日、都内・WRESTLE-1道場で練習を公開。「打撃で、蹴りまくって、向こうが失神して終わりです。それしかないです」との予告を現実のものとすべく、公開練習では様々なバリエーションの蹴りをキックミットへ入念に、かつ繰り返し打ち込んだ。

 船木の重くハードな蹴りをキックミットで受けたのは黒潮“イケメン"二郎。両者の接点らしき接点は今年4月のWRESTLE-1後楽園ホール大会で行われたタッグマッチ(船木誠勝&稲葉大樹vsAKIRA&黒潮“イケメン"二郎)のみとなるが、今回、黒潮がミット持ちを自ら志願したことで両選手による公開練習が実現。船木の蹴りの威力に黒潮はキックミットをのけ反らせながらも必死に受け続けた。練習終了と同時にリングに倒れ込む場面もあったが、9日後に控えたアルベルト戦に燃える船木の練習パートナーを無事に務めた。

 公開練習後、黒潮は「船木さんの試合を観ていて、ジャパニーズ・プロレス、日本のクラシックなプロレスも勉強したい」と熱望。公開練習によって接点を持った両者がこの先どのような言動を見せるのか?

【公開練習における船木、黒潮】
▼船木「ありがとうね」

▼黒潮「ありがとうございました」

▼船木「どうしてミットを持とうと思ったの?」

▼黒潮「アルベルトの言ったことが…僕なんか船木さんに比べたら経験もキャリアも全然まだまだな人間ですけど…今回アルベルトが言ってきた“家柄"? 元々あった地位を利用してると言うか、そんなことを言ってきたら…。自分の家は親父が呑んだくれで、一緒のマンションに住んでる人達からの目とかが結構きつかったりもしたので…。だから遺伝子を試合に持ち込んでくる奴とかはクズだなって思ってしまって…。それで船木さんに、これは怒られるかも知れないけど、シンパシーを感じてしまったと言うか…」

▼船木「怒らないよ(笑) 俺も普通だから。親父がレスラーでもないし。もう30年ぐらい前になるかな? 俺は生活をする為に東京に来て、プロレスを選んだんだよね。これで生きてきてるから。だから最初からレールを敷かれている人とは違う。世の中の選手を見てもさ、一番最初に始めた人ってみんな努力をしてるんだよね。二代目とかは努力をしなくても普通に試合ができるし。それが当たり前のところがあるけど、でも傍から見て“家柄"とか“血筋"が違うからお前は勝てないとかさ、そういう風に言うのは親に対しても失礼だと思うしね。親の努力に泥を塗っていると思うよ」

▼黒潮「僕は今までTAJIRIさんの下でずっとやってきてて、アメリカン・プロレスこそプロレスだって思ってこれまできましたけど、そのTAJIRIさんも今はデスペラードに入ってしまって。でもTAJIRIさんが師匠であることに変わりはないんですけど、WRESTLE-1のリングで船木さんの試合を観ていて、ジャパニーズ・プロレス、日本のクラシックなプロレスも勉強したいと言うか、憧れが出てきました。今は勉強したいなって思ってます」

▼船木「良いんじゃない。良いと思うよ。絶対やって損は無いと思うから。やっぱり日本は日本でちゃんと歴史があるから。まぁ、でも、日本の悪いところかも知れないけど、やっぱりアメリカとかさ、大きい国のものに惹かれるよね。だけど自信を持った方が良いと思う。オリジナルだから。日本のプロレスは日本で生まれて、そして日本で進化して来たものだから。自信を持ってやった方が良いと思うよ。俺はそれに自信を持って、それが自分の歴史だと思ってね、それで今もやってるから。日本のプロレスは段々アメリカナイズされてきてるけど、俺はもう生きた化石になっても良いから今のスタイルを貫くつもりだし。それに興味を持ってくれるのであれば、いくらでも教える。ただそのままやっても面白くないからね。自分の色にしないと。イケメンの日本のプロレスを創らないとダメだよ。頑張ろう!」

▼黒潮「よろしくお願いします!」

【写真、情報提供:WRESTLE-1】

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