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10/24【全日本】秋山の赤鬼復活リクエストに渕も呼応 最年長アジアタッグ王座戴冠へ「引き出し開ける」(写真あり)

 10・25三条大会でアジアタッグ選手権試合を行う第95代王者組・宮原健斗&鈴木鼓太郎、挑戦者組・秋山準&渕正信が24日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。パートナー・秋山からの“赤鬼復活"リクエストを受け、重鎮・渕も呼応し「40年のキャリアがあるから、まだまだ隠し持ったものを出したい」と史上最年長戴冠記録更新に色気をみせた。

 今回のアジアタッグ戦。きっかけを作ったのは渕だった。酒に酔った状態で秋山に電話し、二人で組んでのアジアタッグ挑戦を提案。秋山も呼応し、王者組も承諾したことでタイトルマッチが決まった。

 全日本創設者・ジャイアント馬場さんの故郷で実現するこの一戦。挑戦者組が馬場さんの愛弟子で王道プロレスの遺伝子を継承する秋山&渕というのも、これ以上ないふさわしい組み合わせといえる。

 重鎮・渕がアジアタッグ戦線に絡むのは2004年11月、天龍源一郎と組んで君臨した第76代王者から陥落以来、実に10年ぶり。当時、渕が50歳で、天龍は54歳。二人合わせて104歳の最年長王者記録を作った。

 今回60歳の渕は45歳の秋山と組んで挑戦。二人合わせて105歳で、もし宮原&鼓太郎を破って第96代王者となれば最年長記録を更新することになる。当初は酔った勢いでぶち上げた挑戦だったが、渕は「10年前と同じようにベルトを奪うことができたら、自分のプロレス人生の中でもいい思い出にもなるし、当分破られない記録だと思う」と色気たっぷりだ。

 パートナーとなる秋山はすでに渕の赤鬼復活を熱望していたが、改めて本人を前に訴えた。「今、渕さんが言われたように新記録を打ち立てるためにその日があるんじゃないかと僕は思ってますし、今年、渕さんは還暦&40周年。最古のアジアタッグのベルトを渕さんの腰に絶対に巻いてもらおうと思ってます」と宣言し、「僕が若い頃はかなり赤鬼っていわれた渕さんにいじめてもらって、渕さんにやられたエキスが僕の中にも入ってますからね。そういったものを今度、渕さんと赤鬼・青鬼で若い二人に出していきたい」と渕を横目に希望した。

 さらに王者組の鼓太郎まで「赤鬼・渕正信を体験したいと思ってます。青鬼・秋山準、赤鬼・渕正信に勝ってこそアジアの価値も上がる」と熱望。こうなっては渕も応えるしかない。「こっちも40年のキャリアがあるから、まだまだ隠し持ったものを出したいと思うし、出せるように体調を整えないとな」と久々に懐刀を出すつもり。王者組の若さと勢いを認めたうえで、「40年やったキャリアがあっても余裕は全然なくて、年甲斐もなくガムシャラに全力投球。引き出しから何からあるものひっくり返して出す。そのぐらいの覚悟でやらないと」と気合をみなぎらせた。

 渕の言う「引き出し」が若手時代の秋山らを苦しめた赤鬼殺法であることはいうまでもない。いつもにも増して饒舌なのもやる気の裏返し。“赤鬼復活"確実の渕が師匠・馬場さんのお膝元で最古のベルト史上最年長王者となるべく持てる全てを出し尽くす。
※宮原&鼓太郎、秋山&渕のコメントは別項に掲載します

☆10/25(土)新潟・三条市栄体育館『全日本プロレス旗揚げ記念シリーズ』17:00開場、18:00開始

▼アジアタッグ選手権試合
[挑戦者組]
渕正信
秋山準
(1/60)
鈴木鼓太郎
宮原健斗
[第95代王者組]
※宮原&鼓太郎初防衛戦

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