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11/9【NOAH】杉浦提案で前哨戦が急きょGHCタッグ王座戦に 有コロGHC戦へ丸藤と「残った2人で最高の試合」で一致(写真あり)

 12・6有明コロシアム大会のメインイベントでGHCヘビー級王座を争うことになった王者・丸藤正道と、挑戦者・杉浦貴が9日、トレッサ横浜で開かれた公開会見にそろって登場。杉浦の提案で11・24後楽園大会の前哨戦「杉浦&田中将斗vs丸藤&モハメド ヨネ」が急きょGHCタッグ選手権試合として行われることが決定し、暮れにかけて丸藤、杉浦双方に“二冠チャンス"が訪れた。

 杉浦のグローバル・リーグ戦初制覇から一夜明け、早速12・6有コロ大会でのGHC戦が正式に発表された。昨年は秋山準、潮崎豪らが離脱し、今年も春にKENTAがWWE挑戦のため退団。荒波にもまれる方舟を支え続けた丸藤と杉浦によるGHC戦が、今年最後の大舞台で実現する。

 思いはひとつ。会見で杉浦が「“残った人間"で有明コロシアムのメインでできるっていうことに凄く思い入れがあるので、すべてぶつけて最高のモノを皆さんに見せたい」と意気込めば、丸藤も「ノアというものに残ってヘビー級の最前線でやり続けてきたという自負は、おそらく俺にも彼にもあると思う。最強の挑戦者と最高の試合をしたい」と応えた。

 今年はシングル戦線を丸藤が、タッグ戦線を杉浦が引っ張ってきた。GHCタッグ王者でもある杉浦は、勝てば“ヘビー二冠"のチャンス。とはいえ、有コロでタッグ防衛戦が行えないのも心残りではあった。

 そこで「後楽園の前哨戦で僕と田中選手が組むので、もし良いんであれば、そこにタッグのベルトを懸けてもいいんじゃない?という気持ちはあります」と電撃提案。丸藤も「年内俺らで魅せられるものは、すべて魅せていきたいという気持ちもあるんで、そう言ってくれるならば是非とも挑戦させてください」と承諾し、11・24後楽園大会での前哨戦がGHCタッグ選手権試合として行われることが、この場で決まった。

 思わぬ形で丸藤にもヘビー二冠のチャンスが到来した格好。シングルのみならずタッグでも行われることになった“方舟頂上決戦"。2つのGHC戦を通じて完全なる“今年の主役"の座を射止めるのは丸藤か、それとも杉浦か――。


【丸藤、杉浦のコメント】
――有コロに向けて意気込みを

▼杉浦「有明コロシアムは年内ノア最後のビッグマッチ。そこで最前線で引っ張り続けたチャンピオンと戦えるのは幸せにも思いますし、“残った人間"で有明コロシアムのメインでできるっていうことに凄く思い入れがあるので、すべてぶつけて最高のモノを皆さんに見せたいと思いますんで、応援よろしくお願いします」

▼丸藤「昨日まで行われていたグローバル・リーグ戦。チャンピオンとしてはひじょうにふがいない結果を残してしまったんですけど、気持ちを切り替えて、この最強の挑戦者と最高の試合をしたいと思います。他にも良い試合があるんで、下からの突き上げを良いプレッシャーととらえてメインイベントをしっかり締めたいと思います」

――杉浦のリーグ戦での戦いぶりをどう見ていた?

▼丸藤「ジェラシーを感じるほど素晴らしい試合を連発していたと思いますし、現に結果も残してる。本来ならば自分があの決勝の舞台に立って優勝しようと思っていたんで、ジェラシーを感じる以外にありません」

――GHCヘビーのベルトを懸けての「丸藤vs杉浦」は初となるが?

▼丸藤「歴代のチャンピオンと比べたら、決して体が大きくない2人ではあるんですが、僕らはその人たちより負けているつもりはありませんし、何よりもノアというものに残ってヘビー級の最前線でやり続けてきたという自負は、おそらく俺にも彼にもあると思うんで、自分達の戦いをしていきたいと思います」

▼杉浦「ノア旗揚げして14年目ですけど、お互いずっと踏ん張って頑張ってきたと思うんでね。だからこそ今のノア・ヘビー級の最高の試合を提供できる、見せられるっていう自信もあるんで、今やる気でいっぱいです」

――最多防衛記録保持者としてGHCヘビーへの思い入れは?

▼杉浦「もう3年半遠ざかってはいるんですけど、やっぱり14回防衛したっていうのも思い出しますし、思い入れはひじょうにあります。やっぱりもう一度、ベルトを巻いて頂点に立ちたいという気持ちは強いですね」

――王者・丸藤をどう見つめてきた?

▼杉浦「僕もタッグのベルトを巻いてきたんで気持ちは一緒だったと思うんですけど、ビッグマッチの最後を締めるっていうのは大変なことだと僕も経験を通じて分かってますし、素直に最前線で今年引っ張ってきたな、という思いはあります」

――保持しているタッグのタイトルマッチが有コロでは行えないが?

▼杉浦「有コロでは僕がシングルタイトルに挑戦してしまうので、タッグのタイトルマッチができない…ということで、田中選手には申し訳ない気持ちもあります。ただ、後楽園の前哨戦で僕と田中選手が組むので、もし良いんであれば、そこにタッグのベルトを懸けてもいいんじゃない?という気持ちはあります」

――それを受けて?

▼丸藤「突然言われたんで…。正直ビックリはしますけど、年内俺らで魅せられるものは、すべて魅せていきたいという気持ちもあるんで、そう言ってくれるならば是非とも挑戦させてください。ヨネさんも昨日、永田選手を倒したんで、実力的には申し分ないと思うし、ヨネさんには僕が連絡をしておきます。二冠狙います」

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