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11/21【全日本】会見における鼓太郎、土方の詳細コメント(写真あり)

 21日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見した鈴木鼓太郎、土方隆司の詳細コメントは以下の通り。

【会見における鼓太郎、土方】
▼土方「鈴木さんには1対1の対戦をお願いしたところ、まさかベルトまでかけてもらえるとは思わなかったので、ご配慮に感謝します。念願かなった鈴木さんとの試合、勝った結果にベルトがついてくると思います。勝つことに全てをかけたいと思ってます」

▼鼓太郎「彼に火をつけたのは間違いなく自分だと思います。僕の期待に応えて前回のジュニアシングルリーグに出てもらったのも感謝してます。リング上で言った通り、彼につけた火を消させるつもりはないし、俺が消さない。彼のまっすぐな気持ちを受け止めて勝つことによって彼の中の火をさらに大きくしたいと思ってます」

――土方選手にもっと全日ジュニアに参入してほしいと?

▼鼓太郎「同じジュニアとして、この戦いによってつけた火を消すんじゃなく、さらに大きくできるような試合をして、ジュニアの方にもっと食い込んできてもらいたいと思います」

――土方選手もそういう思いがある?

▼土方「当然ありますし、鈴木さんを倒すことだけが目標でもないと思っています。チャンピオンの時、僕はベルトをヨソの団体に持っていかれるという大失態を犯しました。時代が流れてこうして全日本のリングに上がれることを光栄に思ってますし、その時の悔しさを忘れたわけじゃない。しかるべき人間の首をもって挑みたい気持ちはあるけど、正直29日以降のことを考えて倒せるほど鈴木さんはやわい男じゃないと思ってるので、この一戦に全てをかける気で臨みます」

――11・16後楽園大会での前哨戦の試合後、チャンピオンからスタミナ不足を指摘されたが、どのような調整を?

▼土方「スタミナがないということを言われましたけど、実際はそんな簡単なものじゃなく、俺の中で燃えるものがもうないんだと思います。たぶん、鈴木鼓太郎というレスラーは日々の試合、日々の練習の中で自分を磨いていく、そして自分を高めていっていると思います。言い訳にはしたくないけど、俺にはいろんな制約がある中で思いついた発想は自分を削ること。食べるものを我慢して、飲むものを我慢してる。苦しいけど、それを耐えれば耐えるほどリングの苦しさは屁ではないと自分に言い聞かせてこの一戦に臨もうと思ってます」

――技術的な面で警戒する点は?

▼鼓太郎「見てるお客さんも思ってると思うけど、蹴りの重さ。あとやってみて感じたのが頭の回転も速いと思いました。それは脅威になると思いますし、後楽園で感じたスタミナ不足に関してはまだ時間あるし、29日までにしっかり仕上げてきてくれると思ってます」

――GAORA王者としての年越しもみえてきたが?

▼鼓太郎「今年はGAORAをずっとやってきましたけど、まだジュニアの選手としかやれてないのが正直な結果だと思ってます。まず29日、防衛することだけに専念して、自分のコンディションをさらに高めていきたいと思ってますね」

――今はタイトルマッチに集中する身ではあるが、獲った後に描いていることはある?

▼土方「世界ジュニアに対する思いは当然、ありますけど、今考えてる余裕もないし、たぶん僕と鈴木さんを比べた時、鈴木さんは普通に何もなければレスラー人生を歩んでいくんだと思います。僕は自分に制約がある中で、議員だけど、選挙に落っこちたら普通の人。レスラーとしての価値もなくなる。そういう意味で俺には後もないし、残された時間も少ないのかなと思ってます。この一戦が鈴木鼓太郎というレスラー人生の1ページとするなら、この一戦は俺というレスラーの終わりが始まるんだと覚悟してます」

――最強タッグ中、唯一のタイトルマッチだが公式戦とは違う試合をみせたい?

▼鼓太郎「そういうのももちろんありますし、僕自身も最強タッグに出るつもりでいましたけど、全敗で出れない結果になってしまった。でも普通に組まれた試合をこなしていくのは嫌だと思ってました。最強タッグに負けないような試合をしたいと思います」

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