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12/1【新日本】月額999円で主要大会を完全配信 新WEBサービス『新日本プロレスワールド』発表会見(写真あり)

 新日本とテレビ朝日が共同で行う動画配信を中心とした新WEBサービス『新日本プロレスワールド』の発表会見が1日、東京・渋谷のシダックスカルチャーホールで大々的に開かれた。新日本・主要大会のライブ中継や過去の試合映像、オリジナルの動画コンテンツや著名人の書き下ろしコラムなどが月額999円で楽しめ、この日からサービスが開始された。

 『新日本プロレスワールド』は新日本とテレビ朝日が共同出資して設立したスマートフォンやタブレット、PC向けの新WEBサービス。柱は主要大会の完全動画配信で、来年1・4東京ドーム大会も生配信される予定だ。新日本、テレビ朝日が権利を保有する過去の映像も配信され、人気DVDシリーズ『燃えろ!新日本プロレス』や、BS朝日で放映される『ワールドプロレスリング・リターンズ』も閲覧できる。また、同サービスオリジナルの動画コンテンツも用意され、棚橋弘至の密着ドキュメントが配信中。さらには、著名人による書き下ろしコラムや試合レポートなどのテキストコンテンツも配信予定で、「これさえ加入しておけば間違いない。新日本プロレス超絶満喫サービス」をうたい文句に、価格は月額999円に設定された。

 同サービスのモデルとして参考にされたのが、世界最大のプロレス団体・米WWEが今年1月から開始した『WWE NETWORK』だ。ネット動画配信を中心としたサービスで、ペイ・パー・ビュー(PPV)イベントも視聴可能ながら“月額9ドル99セント"の低価格設定が話題を呼んだ。WWEでは100万人のユーザー獲得を目標に掲げ、ことあるごとに“スーパースター”たちが「オンリー、ナイン、ナインティナイン」(たった9ドル99セント)を口にするなど、ユーザー獲得へ全社的な取り組みをみせている。

 この日の発表会見に出席したブシロード社長の木谷高明オーナーは「新日本プロレスは、あえて企業と言わせてもらいますが、世界のプロレス企業の中で2番目の規模。ただ、こんなに1番と2番の差が開いている業界を知りません。だったら1番の良いところをマネしつつ、2番ならではの良いものを取り入れていけば、あっという間に差は縮まると思う。試合内容は世界一で間違いないんですから」と力説。現在、新日本の大会はサムライTVなどのCS放送、ニコニコ動画などのネット動画サイトでも放映されているが、その“住み分け"については「その辺は政治的なものがあるので一概には言えませんが、“べき論"で言えば、これ(新日本プロレスワールド)に集約されていくべき」との考えを示した。

 会見にはテレビ朝日の角南常務も出席。「新日本プロレス中継はテレビ朝日の中でもベスト3に入るほどの長寿番組。長年培ってきたアーカイブ(過去映像)を100%、120%出していきたい」と意気込んだ。

 目標ユーザー数は角南常務が「今年の西武ドームの観客動員は2万人。まず2万人を目標としたい」と話したのに対して、木谷オーナーは「10万人」に設定。「WWE NETWORKは100万人を目標にして現在70万人ほど。スケール的に日本語圏は英語圏の10分の1と言われていますから、まず10万人を目標にしたい。プロレスが言語の壁を越えてくれれば、20万、30万と伸びていくことも可能」と説明した。

 会見には棚橋弘至、真壁刀義、オカダ・カズチカの3選手も出席。棚橋は目標値を“100万人"に設定した。「1万人を目指したら1万人の規模で終わってしまうし、10万人を目指したら10万人の規模で終わってしまう。だったら、100万人を目指して、ずっとその“過程"でありたい。100年に一人の逸材だけに」とぶち上げて会見場を沸かせた一方で、「せっかくプロレスを好きになってくれても、テレビでやっていることを知らない人すらいる。だからもっとみんなの近くにプロレスがあればいいな、と思ってました。スマホだったら、生活のすぐそばにプロレスを置いてもらえる」と現場の肌感覚も交えつつ、同サービスが果たす役割に期待した。

 グローバル展開も見据えて、今月中にも一部英語化も実現する見通し。会場での加入キャンペーンもあす(2日)の博多大会から開始される。『新日本プロレスワールド』のコンテンツラインナップなどの概要は以下の通り。


☆『新日本プロレスワールド』
[URL]
http://njpwworld.com/

[利用料]
月額999円(税込)

[コンテンツランナップ]
(1)新日本プロレスの主要大会を完全配信

(2)“過去の名勝負"も配信
・180万部超の大ヒット『燃えろ!新日本プロレス』を完全配信。・『ワールドプロレスリング リターンズ』放送済の全試合を配信。
※まずは約1000試合、ユーザーの皆様のリクエストに応え毎週追加予定

(3)その他関連番組の配信
▼オリジナルコンテンツ
・NJPWドキュメント(棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカ)を随時配信予定
・1.4東京ドーム観戦ガイド(棚橋弘至、田中翔)は12月中に配信予定
▼ワールドプロレスリング関連番組
・ワールドプロレスリング、中西ランドなども随時アップ予定。

(4)テキストコンテンツ
・著名人書き下ろしコラムや試合レポートを無料掲載
※近日公開予定

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