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12/9【全日本】最強タッグ覇者・秋山&大森が2015年防衛ロードへジョー&諏訪魔、KENSO&長井を挑戦者候補にリストアップ(写真あり)

 『2014世界最強タッグ決定リーグ戦』覇者で第68代世界タッグ王者・秋山準&大森隆男が9日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2015年から始まる防衛ロードを見据え、「公式戦で負けてるチームもいるので、そこには何とか借りを返さないといけない」と最強タッグで黒星を喫しているジョー・ドーリング&諏訪魔、KENSO&長井満也を挑戦者候補に挙げた。

 今月6日に幕を閉じた最強タッグは決勝戦で潮崎豪&宮原健斗を破り、健在を示したワイルドバーニングの優勝で幕を閉じた。同時に自ら返上した世界タッグ王座も再び手にし、「パートナーに助けられ、助けたところもありますけど、こうやってチャンピオンに返り咲くことができて正直ホッとしてます」と秋山が安堵すれば、大森も「タッグ戦線、荒波にもまれて、むしろハードルを上げた。そんな気がします」と苦闘を振り返った。

 時計の針を逆回転させたワイルドバーニングだが、最強タッグで抱いた心境は対照的だ。大森が「秋山選手の厳しい攻めに食らいつく宮原選手の姿勢が恐ろしく思った」と新世代の台頭を実感する一方で、秋山は「45歳の僕ら二人が頂点でいいのかという思いもありますね。お前らもっとしっかりしろよという気持ちもある」との疑問を抱いた。「俺は全然恐ろしくない。お前そんなんじゃまだまだ近づけないよと。潮崎もそうだし、勝ち負けだけじゃない。空気だったり何だったり、レスラーとしてすべての面において、俺を越えるためには今のお前の動きじゃまだまだ」と差を強調した。

 再びタッグの頂点に返り咲いたことで、2015年から防衛ロードが始まる。現時点で初防衛戦の日時、相手は未決定だが、二人は「俺たちにやらせろというチームがいればどこでも構わない」(秋山)、「チャンピオンである以上、どんなチームの挑戦も受ける気でいる」(大森)と口を揃え、大森は「荒波にもまれてベルトを取り戻したチャンピオンに挑戦するんだって気持ちで名乗りを上げてほしい」とそれ相応の覚悟を求めた。

 一方で秋山は「公式戦で負けてるチームもいるので、そこには何とか借りを返さないといけない」との構えもみせた。該当するのはEvolution・ドーリング&諏訪魔とDK・KENSO&長井の2チーム。ワイルドバーニングは2チームへの雪辱を遂げ、“最強タッグ"の座を磐石とするつもりだ。

【会見における秋山&大森】
▼秋山「世界タッグのベルトを返上して臨んだ最強タッグですけど、こうして無事に戻すことができました。途中どうかなと時もありましたが、戻ってきてホッとしてます。パートナーに助けられ、助けたところもありますけど、こうやってチャンピオンに返り咲くことができて正直ホッとしてます」

▼大森「先だっての大阪大会、曙&吉江組との最後の公式戦、本当に苦しい戦いだった。潮崎&宮原との決勝も厳しい試合でした。宮原選手を分断させて、秋山選手の厳しい攻めに食らいつく宮原選手の姿勢が恐ろしく思いましたね。無事にベルトをこうやって手元に取り戻すことができましたけど、まだまだタッグ戦線、荒波にもまれて、むしろハードルを上げた。そんな気がします」

――描いている挑戦者候補はいる?

▼秋山「正直やりたいと、俺たちにやらせろというチームがいればどこでも構わない。一応、公式戦で負けてるチームもいるので、そこには何とか借りを返さないといけないなと思ってます」

▼大森「チャンピオンである以上、どんなチームの挑戦も受ける気でいるし、今俺たちがチャンピオンであるということは2014最強タッグを優勝してベルトがある、荒波にもまれてベルトを取り戻したチャンピオンに挑戦するんだって気持ちで名乗りを上げてほしい」

――タッグの頂点に君臨している現状だが?

▼秋山「45歳の僕ら二人が頂点でいいのかという思いもありますね。お前らもっとしっかりしろよという気持ちもありますし、最後の試合なんかも社長の言葉じゃなくイチ選手としてお前らまだまだだと思ったし。今、大森選手が宮原のことを最後まで頑張って恐ろしいと言いましたけど、俺は全然恐ろしくない。お前そんなんじゃまだまだ近づけないよと。潮崎もそうだし、勝ち負けだけじゃない。空気だったり何だったり、レスラーとしてすべての面において、俺を越えるためには今のお前の動きじゃまだまだだよと。それは潮崎にも言えること。宮原はもっとまだまだ。悔しかったらかかってこいというのがイチ選手としての考えだね」

――優勝後は「意地だけで勝った」と言っていたが?

▼秋山「あれは社長の意見。試合に関しては社長の言葉よりも選手の言葉でしゃべった方が波が起こるだろうし、そっちの方がいいだろうし」

▼大森「試合後、ゼンニッポンコールが起こったのがうれしかった。痛んだ体に染み渡るようなうれしい声援でした。大阪大会にご来場してくれたファンの皆さんに感謝の気持ちしかないですよ」

――充実した一年を振り返って?

▼大森「王道トーナメントを落としたのが自分の中でスキだったのかなと。どっかで自分の中で埋め切れないものがあったのかなと。それを来年に活かして来年も頑張りたい」

――グランドスラム達成で感慨深いものは?

▼大森「まだ満足というとこには至ってないですね。今年あったことを振り返るにはまだまだ早い」

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