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12/9【全日本】2015年は全日ジュニア確立へ 青木が12・14渕とのV5戦突破誓う(写真あり)

 世界ジュニアヘビー級王者・青木篤志が9日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。2015年へ向けて全日ジュニの確率を誓う王者は、12・14後楽園大会で組まれた渕正信とのV5戦突破を己に義務づけた。

 今年5月に戴冠以来、青木は4度の防衛に成功。半年以上保持し、長期政権樹立も視界に入ってきた。このまま王者として越年するものと思われたが、年内最終興行となる12・14後楽園大会でV5戦が組まれた。

 しかも挑戦者は重鎮・渕だ。最多戴冠記録5回を保持する“ミスター世界ジュニア"で、60歳となった今なお元気いっぱい。今年10月のアジアタッグ挑戦でみせた赤鬼ぶりも記憶に新しく、青木は「ベルトのイメージはどうしても渕正信というのが大きくて、自分がプロレスをみていた時代にずっと長く持っていたのが渕選手。そこに関しては何もない。挑戦者としての資格も新潟でのアジアタッグをみた時、まだまだいけるんだなと感じました」と挑戦者に不足はなし。「渕選手相手に防衛ができれば事実上、全日本のジュニアのトップ中のトップは倒すことになるんで、それはまた1個自信になるし、次の目標を見つけるいい材料になる」と2015年以降も見据えて渕突破によるV5を誓った。

 今年の全日ジュニアは“青木イヤー"といえる一年だった。当の本人も「今年はとにかく頭から世界ジュニアを巻きたいというのがあって、巻いてからどうしていくか考えながらやってきた」と言うように、全日ジュニアを活性化させようと試合はもちろん、リング上でも多方向に仕掛けてきた。が、「思いのほか、他のジュニアヘビーがさめててつまらなかったのが感想」と全日ジュニア勢の反応の薄さに落胆させられた。

 「周りの人間がそっぽ向いて文句言ってるだけなら、このベルトをなくして、ジュニアヘビーというカテゴリーもなくせばいい」と過激発言を口にした青木は、「リング上でもリング外でもやりたいことがあるならいって、やって実現するために必死にならないとダメ。そこは僕自身含めて今の全日本ジュニアに足りないところ」と反省したように、今年中に全日ジュニアを確立しきれなかった無念さをにじませた。

 それを2015年こそは実現させる。ヘビー級が充実する今の全日本において、ジュニアもしっかりと確立されれば鬼に金棒となる。全日ジュニアをさらによくしていくためにも、青木は難敵・渕からジュニアの至宝を守り抜くしかない
※青木のコメントは別項に掲載します

プロ格 情報局