プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/5【全日本】夢は武道館での三冠戦 新三冠王者・潮崎が所信表明「俺が先頭に立って新王道作り上げる」(写真あり)

 1・3後楽園大会で第51代三冠ヘビー級王者となった潮崎豪が5日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。4度目の挑戦で至宝ベルト初戴冠を成し遂げ、「新しい王道を作り上げて、しっかり俺が先頭に立って、全日本プロレスを盛り上げていきます」と責任感を燃やす新王者は、日本武道館での三冠戦を大目標に設定した。

 大激闘となったドーリングとの三冠戦。勝利した潮崎が4度目の挑戦して悲願の至宝ベルト初戴冠を成し遂げた。初めて三冠ベルトを手にした潮崎にとって喜びを上回ったのが責任感だった。

 2日が経過したこの日、会見した潮崎は己の手で全日本を活性化させていく使命感を口にした。「ここから全日本プロレス、新しい王道を作り上げて、しっかり俺が先頭に立って、全日本プロレスを盛り上げていきます」と誓いを立てた潮崎は、新日本への対抗意識をむき出しにしながら「あの勢いに負けないように、潰されないように、しっかりとあそこにも対抗して、もっと高みを目指して全日本プロレスを突き上げていきたい」と前をみた。

 その集大成として潮崎が掲げたのが武道観興行の復活だ。新体制発足後、未だ後楽園大会を超満員にできていないのが全日本の現状。武道館への道は遠く険しいといわざるを得ない。それでも1・3後楽園大会の三冠戦は観客の大熱狂を呼んだ。「あれだけお客さんが後楽園が揺らぐぐらいの歓声を送ってくれたんで、その人たちのためにも何年かかるかわからないけど、ああいう試合を続けていって、いつか必ず武道館を目指して一つ一つの戦いを皆さんにみてもらって、全日本プロレスをもっと高い位置に進めたい」との思いを強くした潮崎は、「全日本プロレスといえば武道館。また武道館で三冠を繰り広げられるように、そのために全日本プロレスの先頭に立ちたい」と武道館での三冠戦を夢に掲げ、自らの力で実現することを誓った。

 その第一歩となる初防衛戦が何よりも重要となってくる。三冠戴冠後、KENSOとゼウスが同時に挑戦を表明。1・12十三大会で次期挑戦権を争うことになった。「ああいうことがあるからこそ全日本プロレス、三冠ベルトが盛り上がる。あそこで名乗りを上げてきたことには感謝したい」と歓迎した潮崎だが、二人に注文をつけることも忘れない。三冠王座は言うまでもなく全日本の頂点。「三冠は全日本プロレスを意味するものだと思ってるんで、このベルトの価値を落とす戦いはできない」と至宝ベルトの権威をさらに高めていくつもりの潮崎は、「全日本プロレスを代表する試合をする覚悟を持って自分の前に立ってほしいし、決定戦をやるなら、それだけの試合をやって挑戦者を決めてもらいたい」と挑戦者候補の二人に求めた。

 前日の4日には新日本・東京ドーム大会が大盛況で幕を閉じた。「内容でドームを食う」との覚悟で1・3三冠戦に臨んだ潮崎は「どっちがよかったか、それはやった本人が決めるものではないと思ってるけど、俺は負けてない自信を持って、これから試合を重ねていきたい」と自信満々に言い切った。三冠ベルトを手にし、いよいよ潮崎時代が幕開け。新王者は高い志と責任感を胸に、さらなる高みを目指す。
※潮崎のコメントは別項に掲載します

プロ格 情報局