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2/13【IGF】“小川憎し”でミノワマンが澤田と合体 2・20TDC大会で小川&王彬組と激突(写真あり)

 IGFは13日、2・20東京ドームシティ(TDC)ホール大会で「小川直也&王彬(ワン・ビン)vsミノワマン&澤田敦士」のタッグマッチを行うと発表。“小川憎し"で一致し、かつての怨敵とタッグを組むことを決断したミノワマンは、一騎打ち実現向けて徹底した“小川狙い”を宣言した。

 昨年暮れ、小川に挑戦状を叩きつけたミノワマンは、大みそ日に藤田和之と合体。タッグで小川&ジョシュ・バーネット組と対決したものの、乱入した謎の白覆面に動きを止められ、最後は小川のSTOの前に沈んだ。敗れはしたが、姑息な手段に出た小川への怒りは深まっていた。

 今回タッグを組む澤田とは、2013年大みそ日にMMAルールマッチで激突。敗れた澤田が「負けてない」と試合後も大荒れの暴走行為を働き、ミノワマンが「見苦しいぞ」といさめた過去がある。IGF側からのカード提示に「最初は1対3かと思った」というミノワマンだが、「てっきり澤田選手と小川直也は師弟関係で仲が良いと思っていたんですが、聞けば澤田選手も敵対心を持っているとか。だったら組んで小川直也を潰しにいけるんじゃないかと思いました」と利害関係の一致から澤田とのタッグ結成を承諾した。

 ここ数年は小川をこき下ろし続けてきた澤田も「一言で言ったらこのカードはヘブンだな、と。小川直也を知り尽くしている俺が協力してあげます。俺も(小川とは)2回やって2回負けてるんでね。今回はGENOMEルールでしょ? 5秒以内だったら何やってもいいんだよね?」と不敵に笑ってミノワマンのサポートを約束した。

 あくまでミノワマンが望むのは小川との“一騎打ち"だ。「そもそも『誰か俺に挑戦するヤツはいないか』って言うから自分が手を挙げました。だったらすんなりシングルをやればいいのに、大みそ日ではタッグマッチになった。そればかりか、良く分からない白覆面まで連れて来て…。逃げてるとしか思えないし、正々堂々やって欲しい」と静かに怒りを燃やし、「王彬選手の印象は“デカい”ということくらい。シングルに持ち込むためにも、狙うのは小川直也だけです」と徹底した“小川狙い”を宣言した。

 傍らで大きくうなずいた澤田も「IGFの理念は1対1。ヤツはそれを分かってない。どうもまだ“ハッスル病"が抜けないようだな。IGFはお遊戯じゃねえんだ。あんなの、その辺のインディー団体と一緒だよ。おちゃらけやってたら痛い目遭うよ。いつまでもハッスルにすがってるようなヤツは排除しないといけない」とこれ見よがしに小川を攻撃した。

 ともあれ、ミノワマンと澤田は、ファイトスタイルから人間性に至るまで見事に好対照。UFCと電撃契約して王座返上となりそうなミルコ・クロコップのTシャツを嫌味に着込んだ澤田が「これからミノワマンに小川直也のあんなことや、こんなことをレクチャーしてあげますよ」と裏のある笑みをみせた一方で、スーツ姿で真摯な口調のミノワマンは「彼(澤田)の技やテクニックは分かるんですが、性格や私生活は良く分からないので、それを知りたい。そうすれば心の状態が分かるので」。私生活でも何かと問題(?)が多そうな澤田だけに、一抹…いや、かなりの不安がありそうだが、超人&売名王のコンビ結成は果たしてどう転ぶのか――。


☆2/20(金)東京ドームシティホール『アントニオ猪木72歳バースデーナイト GENOME32』18:00開場、19:00開始

▼GENOMEルール
クラシック・キッド
vs
橋本大地

▼GENOMEルール
メイソン・ウィリアムズ
vs
将軍岡本

▼GENOMEルール
ジャスティン・マッコリー
フィル・バローニ
vs
鈴川真一
藤田和之

▼GENOMEルール
青木真也
vs
ケンドー・カシン

▼GENOMEスペシャルタッグマッチ
澤田敦士
ミノワマン
vs
王彬(ワン・ビン)
小川直也

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