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2/16【IGF】ワン・ビン覚悟の土下座で小川もタッグ承諾 TDCでの対ミノワマン&澤田戦が“正式"決定(写真あり)

 2・20東京ドームシティ(TDC)ホール大会で小川直也と組む王彬(ワン・ビン)が16日、覚悟の土下座で小川にタッグ結成を承諾させた。

 ミノワマンと澤田敦士が「小川憎し」で合体。“やる気ある若手のパートナー"を募集していたという小川は、ワンと組んでの出場が発表されていた。

 ところが小川が異議。この日、都内で会見した小川は「ワンは本当に俺と組みたいのか? 今回はIGFの一方的な発表。確かに『若手に手を挙げて欲しい』とは言ったけど、団体側の押し付けじゃなくて、自分から手を挙げなきゃ意味が無い。与えられるもんじゃなくて、自分でしっかり獲りにこい」と主張し、「だから今日はパートナーを白紙に戻せ、と言いにきた。誰も来ないようなら、最悪1対2でもやってやる」と頑なにワンとのタッグを拒絶した。

 対戦するミノワマンは小川に一騎打ちを要求しているものの、小川は「俺はいつでもいい。でも、あいつは(年末に負傷して)足が悪かっただろ? 俺も(シングルを)やるなら正々堂々とやりたい。だからあいつの足が治って、その時が来たらやるよ。ミノワマンは、色んなことがあったこの10年で生き残れたレスラー。その辺のレスラーと同じじゃないことを知ってるからこそ正々堂々とやりたい」と説明。また、「タッグマッチで逃げてる。ハッスル病が治ってない」とこき下ろしてきた澤田に対しては「タッグはプロレスでしか見せられないもの。格闘技に負けないプロレスを!…という思いも分かるけど、“これもあって、あれもあるのがプロレス"っていう考え方を俺は忘れたくない」と応戦した。

 と、その時。会見場の扉がおもむろに開き、スーツ姿のワンが姿を現すと、「オネガイシマス」とタッグ結成を直訴。「何がお願いしますなんだ?」「覚悟はあるのか?」「お前やれんのか?」と小川は矢継ぎ早に問い詰めたものの、ワンは日本語で思いを伝えられず。その代わり床に手をつくと、“土下座"で決意表明した。

 プライドを捨てたワンの姿勢に、さすがの小川も翻意。「途中で投げ出さないな? ネバーギブアップ!?」と問いかけ、ワンも「ハイ!」と約束した。「あいつがどこまでやれるか分からない。まぁ…やるか!」とタッグ結成を承諾した。

 「ワンは猪木さんが『将来的に中国のスターに』ということで預かってる素材。背負うものが生まれれば、もっと良くなる。持ってるものは無限大だし、それをどこまで引き出せるか。あとは俺と組むことで、戦いを通じて盗み取って欲しい」(小川) “中国の力道山"となる期待を背負ったワンもデビューから1年が経過。初のメイン戦線参入を果たす格好となるだけに、真価が問われる一戦となりそうだ。

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