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2/25【全日本】Xceed対決の三冠戦へ会見 宮原初戴冠へ「記念受験のつもりはない」、潮崎は王者としてのCC出場誓う(写真あり)

 3・27後楽園大会で三冠ヘビー級選手権試合が決まった王者・潮崎豪、挑戦者・宮原健斗が25日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。1年ぶり2度目の挑戦となる宮原が「記念受験のつもりはない。俺が獲ってやろう、全日本の顔になってやろうと思ってる」と至宝ベルト初戴冠を誓えば、潮崎は「これからの全日本プロレスを見せるための戦い」をテーマに定め、三冠王者としてのチャンピオン・カーニバル出場を視野にV2を宣言した。

 今年3度目の三冠戦となる3・27後楽園大会。Xceed対決による至宝王座戦が実現する。宮原は昨年3・18後楽園で第47代王者・曙に挑んで以来1年ぶり2度目の三冠挑戦。「あれから1年間、チャンピオン・カーニバル、王道トーナメント、年末の最強タッグと、自分の中で経験してきた」と自信を深めての再挑戦で、「3月27日は記念受験のつもりはない。俺が獲ってやろう、全日本の顔になってやろうと思ってる」と言い切った。

 三冠王座は全日本の頂点を目指す宮原にとって大目標。しかもチャンピオンがプロレス入り前から意識し続けてきた潮崎とあって、2度目の挑戦にかける思いは並々ならぬものがある。「『まだまだ』とか『顔じゃない』とかチラッと聞こえたけど、格下のつもりはない。潮崎さんのすぐ下のラインにいる」と現状を自己分析し、「3月27日で潮崎さんと同じ位置に上がって、その上にいってやろうと思ってる。全日本の顔になりますよ」と宣言。今は3・27後楽園に全神経を集中しているが、「チャンピオン、顔が団体の色になると思う。そこはチャンピオンになってから考えること」と初戴冠を果たし、全日本の牽引車となる構えもみせた。

 迎え撃つ潮崎は2・7大阪大会でゼウスを退けて以来、2度目の防衛戦となる。Xceedとして組む宮原と普段対戦する機会はなく、今回は昨年2月11日、DIAMOND RING後楽園大会以来の一騎打ち。それでも間近で宮原の戦いぶりをつぶさに見続けてきて、「何度かシングルでやってますけど、その時より気持ちも前に前に出てきてますし、何より試合に対しての自信というものを感じる」と進化を実感。中でも「あれは一発で意識を刈り取れるような威力があると思う」と最近冴え渡っている宮原のヒザ蹴りに警戒を強めた。

 潮崎にとって今回のV2戦は「これからの全日本プロレスを見せるための戦い」がテーマ。宮原同様に、潮崎にも「健斗もどんどん発展してきてるんで、それに負けないように俺も上がっていきたいなと、そういう気持ちにさせる選手」と対抗意識がある。だからこそ、そうやすやすと至宝ベルトを明け渡すつもりはない。「2015年という年を、このベルトを巻いて全日本を引っ張っていく遺志は固いものがある」と言い切った潮崎は、「健斗とのタイトルマッチでこれぞ全日本プロレスというものをみせて、防衛してその次に臨みたい」と三冠死守を宣言。その先のチャンピオン・カーニバルに王者として出場することも描いた。

 全日本に新世界を築き上げようとするXceedの二人によって争われる三冠戦。どちらが勝利するにしても、その足がかりとなる戦いが繰り広げられる。
※潮崎、宮原のコメントは別項に掲載します

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