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2/25【全日本】世界ジュニアかけて頂上決戦再び 青木「価値高めるのは俺」、鼓太郎「背中で引っ張る王者に」(写真あり)

 3・27後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合が決まった第37代王者・青木篤志、挑戦者・鈴木鼓太郎が27日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。ともにこの一戦を制して全日ジュニアをけん引していくつもりで、青木が「ここからヘビー級に負けない試合をジュニアヘビーがしっかりできていければと俺は思ってる。そのためにも負けられないし、この価値を上げるのは俺」と言い切れば、ジュニアの至宝初戴冠を狙う鼓太郎は「背中で引っ張れるような選手になっていきたい」と故・三沢光晴さんのような王者像を描いた。

 2・20後楽園大会で行われたJr. BATTLE OF GLORY決勝戦は世界ジュニア王者・青木を新兵器・ジャベリンで破った鼓太郎が2連覇を達成し、ベルト挑戦を表明。2ヶ月連続で両者による頂上決戦が聖地・後楽園で実現することになった。

 昨年、鼓太郎は青木からの手厳しい批判に煮え湯を飲まされてきた。確かにGAORA TV王座の権威向上を掲げた時もあったが、リーグ戦連覇によって「これから全日ジュニアに尽力する」と決意。これからは全日ジュニアに本腰を入れて身を投じていくつもりだ。

 その決意を実証するためにも鼓太郎は「次の後楽園、自分の全てをぶつけて世界ジュニアを獲りたい」と世界ジュニア初戴冠を誓うばかり。そのあかつきには全日ジュニアをけん引していく覚悟で、「ベルトをかけて戦う前にチャンピオンになってからというのは発言としてあまり言いたくないけど、背中で引っ張れるような選手になっていきたい」と師匠である故・三沢光晴さんのような王者像を追い求めていく構えをみせた。

 迎え撃つ青木は昨年12・14後楽園大会で渕正信を退けて以来、6度目の防衛戦。鼓太郎とベルトをかけて戦うのは昨年8・30名古屋大会以来、7ヶ月ぶりとなる。ジュニアリーグ優勝戦で鼓太郎に敗れはしたものの、「負けて悔しいものはあるけど、別に何も思わない」と意に介していない。

 昨年から鼓太郎に痛烈な口撃を繰り返してきたのも、全日ジュニアを魅力あるものとして確立させたいからこそ。そのためにも鼓太郎の奮起が必要だと思ったからだった。鼓太郎が全日ジュニアに本腰を入れる決意を固めたことで、ようやく本当の意味での始まりになる。ヘビー級への対抗意識も強い青木は、「本当にここからヘビー級に負けない試合をジュニアヘビーがしっかりできていければ」と描き、「そのためにも負けられないし、この価値を上げるのは俺」と豪語。頂点の座を守り、全日ジュニアの中心であり続けることを誓った。

 ジュニアリーグ優勝戦は全日ジュニアの真髄をみせつけるような熱戦となった。ジュニアの至宝をかけた二人の再戦が全日ジュニア確立の第一歩となるかもしれない。
※会見における青木、鼓太郎のコメントは別項に掲載します

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