プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/16【NOAH】対鈴木軍へ一丸、方舟非常事態に総勢23人が決起会見 丸藤「鈴木みのるの全てを奪い去る」(写真あり)

 4大GHC王座すべてを鈴木軍に奪われるという非常事態を受けて16日、ノアの田上明社長、所属およびレギュラー参戦選手23人が都内ノア事務所に集結。対鈴木軍・決起会見で改めて“一丸"を強調した。また、5・10横浜大会で鈴木みのるとのGHC再戦が決まった丸藤正道は「鈴木みのるのすべてを奪い去る」と宣言した。

 鈴木軍に全GHC王座流出。前夜の有明コロシアム大会は、ノアにとってはまさに“悪夢の一日"となった。とはいえ「総獲りなら撤退」を示唆していた鈴木軍は、この日の午前中に会見し、「完全に沈めてやる。王様ゲームを始める」(鈴木)と路線変更して継続参戦を表明。これを受けて田上社長以下、所属およびレギュラー参戦選手ら23人(※所用の小川良成をのぞく)がBRAVE、NO MERCY、超危暴軍の各ユニット分け隔てなくノア事務所に集結し、対鈴木軍に向けた“決起会見"を開いた。

 笑顔の選手はひとりもいない。沈痛な空気の中、まずは田上社長が「ノアとしましては、選手一同、一致団結し、ベルトを獲り返します」と団結を強調。前夜のメインで鈴木に敗れてGHCヘビー級王座を失った丸藤は「歴代のGHCのチャンピオンが素晴らしい試合を重ねてきた中で、立会人の小橋さん、田上社長の目の前で、あのような最悪なGHCヘビーのタイトルマッチにしてしまったことを本当に申し訳なく思ってます」と謝罪したうえで、「ノアができて15年。15年間の中で、一番起きてはいけない状況が起きてしまった。その状況に持って行かせてしまった自分が、昨日は負けてしまったけど先頭に立っていきたいと思います」と決意表明した。

 5・10横浜大会では「鈴木vs丸藤」GHC再戦が決定。要求が通った形となった丸藤は「5月10日の横浜文体で必ずベルトを獲り返すとともに、鈴木みのるのプライドも何もかも逆に俺がズタズタにしてやろうと思います。鈴木みのるからすべてを奪い去ります」と宣言し、鈴木軍セコンドの介入対策についても「自分も含めレフェリー全員でルールミーティングなりをしないといけない」と“改善"を約束した。

 各ユニットも大同団結する。BRAVEの丸藤は「対鈴木軍ならひとつになってやっていきたい」と話し、NO MERCY、超危暴軍とのタッグ結成も受け入れる構えを示した。

 NO MERCYの杉浦貴、超危暴軍の森嶋猛にも異論はなし。特に険しい表情だった杉浦は「僕たちはまだ戦う気持ち、ファイティングスピリットを失ってません。プライドは絶対ウチら失ってません!」と強い口調で言い切った。4月から始まるグローバル・タッグリーグ戦連覇によるGHCタッグ奪回、また前夜のタッグマッチで火花を散らしたシェルトン・X・ベンジャミンとの一騎打ちを見据え「(ベンジャミンは)うっとうしいね! まずあのザコ…ザコじゃないチ○カスだよ! あいつは。あのカスをしっかり沈めて、次のシングル(王座挑戦を)見据えてるんで、まずあいつをぶっ潰す」と通告した。

 これまで鈴木軍とは当たってこなかった森嶋もいよいよ本腰。「タイトルが全部奪われて、俺はノアの人間なんでめっちゃ腹立たしい。俺が鈴木軍に絡んだら、鈴木みのる以下ザコみんな、ただじゃ済まない。ただじゃ済まない! これを2回言いたかった。そしてノアは絶対沈まないんで、かかってきなさい! かかってきなさい!!」と宣戦布告した。

 4・11新潟大会でタイチのGHCジュニア王座に挑戦することになった石森太二は「タイチ! 俺はお前を王者としても、選手としても認めてないから。それを新潟で分からせたい」と通告。同じく新潟でGHCジュニアタッグ王者・TAKAみちのく&デスペラード組に挑戦することになった拳王&大原はじめ組も「俺たちはよ、強さには自信がある。俺は俺のため“だけ"にベルトを獲り戻したいと思います」(拳王)、「必ず自分の責任は自分でとります。必ずベルトを獲り戻して、俺がムイビエンなノアに必ずします」(大原)と意気込んだ。

 最後は改めて結束を強調し、23人全員で一枚の写真におさまった。始まったばかりの旗揚げ15周年イヤーに、誕生以来最大の危機を迎えた方舟マット。かつてない大きな荒波を乗り越えるには、一丸で全身全霊を尽くすしか航路は無い。

※決起会見における各選手の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

プロ格 情報局