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3/30【全日本】三冠王者として春の祭典へ 初優勝誓う潮崎が秋山を決勝指名(写真あり)

 三冠ヘビー級王者・潮崎豪が30日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。『2015チャンピオン・カーニバル』(4月5日開幕)に王者として出場することになった潮崎は三度目の正直となる初優勝を誓い、決勝戦の相手に秋山準を指名した。

 3日前の3・27後楽園大会。潮崎はXceed対決となった宮原健斗との三冠戦を制し、2度目の防衛に成功した。至宝王座戦にふさわしい大熱戦を繰り広げ、「これからの全日本プロレスというものを作り上げていく上で、その第一歩の試合ができた」と未来へ向けた手応えをつかむこともできた。

 V2戦を突破し、来月5日に開幕する春の祭典・カーニバルには三冠王者として堂々出陣することになった。潮崎の出場はこれが3度目。昨年は終盤戦に右手を負傷してリタイア。その無念を晴らす意味でも潮崎は今年の春にかけている。

 Aブロックにエントリーした潮崎は序盤戦からヤマ場が続く。開幕戦の4・5沖縄大会で昨年度覇者・大森隆男との対決がいきなり組まれ、2戦目となる4・10後楽園大会では諏訪魔戦を控える。特に諏訪魔はこれまで何度も激闘を繰り広げてきたライバル。「最近、自分の印象として諏訪魔選手はそんなに存在感が出てない」と指摘した上で、「そこでお互いの存在感というものを十分に出して、その上で勝ちをもらいたい」と王者らしく全てにおいて凌駕する構えをみせた。

 三冠王者として決勝進出は大前提。潮崎がその相手に指名したのは秋山だった。同ブロックとなった昨年、「第一線を退いてもらう」と通告しながら、自身の途中欠場によって最終戦に組まれた公式戦が消滅。全日マットで秋山との一騎打ちは未だ実現していない。「あの時の借りを返す意味でも秋山選手と決勝という場で戦って、前回言った言葉を現実にしたい」と豪語した潮崎は、「彼らの姿を前に追いかけるんじゃなく、自分がその前に立たないと全日本プロレスの先はない」と春の祭典で秋山と大森を完全に超える覚悟も決めた。

 「チャンピオン・カーニバルに対しては結果というものを全く残せていないので、そこは自分の中で三冠チャンピオンとしてというよりも、イチ選手としてチャンピオン・カーニバルに臨んで、次こそは優勝を獲りたい」。そう三度目の正直を誓う潮崎は、春の栄冠を勝ち取り、頂点の座を磐石とする。

【会見における潮崎】
▼潮崎「先日の後楽園で健斗を相手に無事に防衛することができました。健斗とはいつかこのベルトをかけてやらなくちゃいけないと思ってましたし、いろんな声も聞こえてきましたけど、自分はこの間の後楽園で健斗と防衛戦をやることができてよかったと思いますし、これからの全日本プロレスというものを作り上げていく上で、その第一歩の試合ができたと思ってます」

――三冠王者としてチャンピオン・カーニバルに出場するが?

▼潮崎「チャンピオン・カーニバルに対しては結果というものを全く残せていないので、そこは自分の中で三冠チャンピオンとしてというよりも、イチ選手としてチャンピオン・カーニバルに臨んで、次こそは優勝を獲りたいなと思ってます」

――大森、諏訪魔と同じAブロックとなったが?

▼潮崎「いつもリーグ戦は初戦を一番に考えて試合をやってるんですけど、前回優勝した大森選手と開幕で当たるので、チャンピオン・カーニバルですけど、タイトルマッチ以上の試合と考えて臨みたいと思います」

――2戦目となる4・10後楽園大会で諏訪魔戦で、潮崎選手が三冠王者としてシングル対決するのは初めてとなるが?

▼潮崎「立場上はね。向こうがチャンピオンだった時、タイトルマッチやって負けてる。チャンピオン・カーニバルでは諏訪魔選手と決着ついてないので、ここもまた一つのヤマ場だと思ってます。最近、自分の印象として諏訪魔選手はそんなに存在感が出てないんでね。そこでお互いの存在感というものを十分に出して、その上で勝ちをもらいたいなと思ってます」

――決勝進出が大前提だと思うが、そこで戦いたい相手は?

▼潮崎「どの選手がきても楽しみではありますし、前回、秋山選手に第一線から退いてもらうと言って、自分が戦線からいなくなってしまったので、あの時の借りを返す意味でも秋山選手と決勝という場で戦って、前回言った言葉を現実にしたいなと思います」

――昨年は秋山との公式戦が組まれた最終戦を目前にリタイアを余儀なくされたが?

▼潮崎「直前だったんでね。そういう意味では借りを返さないといけないし、チャンピオン・カーニバルで対戦しないといけない相手ですね」

――全日本ではシングル未対決だが?

▼潮崎「この間の三冠戦でこれからの全日本プロレスの戦いというものをみせていきたいと言葉にしましたけど、今、言えるのは秋山、大森、その二人よりさらに前に出ないといけないと思ってるんで、チャンピオン・カーニバルだけでなく、シングルで彼らの前に立ちたいと思ってます。彼らの姿を前に追いかけるんじゃなく、自分がその前に立たないと全日本プロレスの先はないと思ってるんで」

――シングルリーグ戦の優勝経験はないが敗因は?

▼潮崎「今回、チャンピオン・カーニバルに関しては3回目。なかなか前に立てないっていうのはただ自分の力が足りないんだと思う。そこを何としても払拭させないといけないと思ってます」

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