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3/30【全日本】世界ジュニア新王者・鼓太郎が5月シリーズでのV1戦視野に挑戦者募集「僕の気持ち動かすアピールをしてきてほしい」(写真あり)

 3・27後楽園大会で世界ジュニアヘビー級王座初戴冠を果たした第38代王者・鈴木鼓太郎が30日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。「背中で引っ張る王者」を目標に、全日ジュニアのさらなる充実を誓った鼓太郎は、5月シリーズでの初防衛戦を視野に入れ、「どんな形でもいいので何らかのアピールをしてきてほしい」と挑戦者を募った。

 3・27後楽園大会。4度目の世界ジュニア挑戦となった鼓太郎は、宿敵・青木篤志との激闘を制し、ジュニアの至宝初戴冠を成し遂げた。リーグ戦連覇に続くベルト獲りで全日ジュニアの頂点に立った鼓太郎は「このベルトを巻くということは歴代チャンピオンが築いてきたものを背負うということ。さらに気を引き締めて防衛ロードを作っていきたい」と責任感をあらわ。「背中で引っ張る王者」となることを誓うだけに、「それにはリング上で見せる姿が何より大事」と自分を中心にさらなる全日ジュニアの充実を図っていくつもりだ。

 青木とのタイトルマッチは現時点における全日ジュニア最高峰の戦いといえるレベルの高い試合だった。だからこそ、ベルト挑戦へのハードルはさらに上がったといえる。次期シリーズは『2015チャンピオン・カーニバル』で世界ジュニア戦は組まれず。5月シリーズ(5月6日開幕)が初防衛戦の舞台として有力視される。V1戦を見据えて鼓太郎は「(青木とのタイトルマッチに)何かしら感じるものがあったと思うので、どんな形でもいいので何らかのアピールをしてきてほしい。僕の気持ちを動かすアピールをしてきてくれれば挑戦につながると思います」と挑戦者を募った。

 これを受けて4月シリーズ中に挑戦の名乗りが上がることになりそうだ。もしなければ鼓太郎は「あえて名前は出しませんけど、リーグ戦で負けてる人もいる。その前にベルトに挑戦して負けてる選手もいます」と自ら指名に動くことも辞さない。

 すでに鼓太郎からは王者としての責任感がにじみ出ている。全日ジュニアに尽力することを決意している新王者がジュニアの至宝を携え、これから自身と全日ジュニアの進化を目指す。

【会見における鼓太郎】
▼鼓太郎「遠回りしたかもしれませんが、ようやく世界ジュニアのベルトを手にすることができました。自分も青木も全力をぶつけ合ったと思います。セコンドについた選手、そうじゃない選手もモニターを通してみてたと思います。何かしら感じるものがあったと思うので、どんな形でもいいので何らかのアピールをしてきてほしい。そして自分はこのベルトを巻いてさらに進化していきたいと思います」

――初めて世界ジュニア王者となって気持ちの変化はある?

▼鼓太郎「このベルトを巻くということは歴代チャンピオンが築いてきたものを背負うということ。さらに気を引き締めて防衛ロードを作っていきたいなと思います」

――「背中で引っ張る王者」を目指すと?

▼鼓太郎「背中で引っ張るにはリング上で見せる姿が何より大事。そういう部分でしっかりやっていきたいと思います」

――挑戦者の基準は?

▼鼓太郎「世界ジュニアは歴史のあるベルト、そう簡単に挑戦できないベルトだと思ってます」

――初防衛戦は5月シリーズとなりそうだが?

▼鼓太郎「それまでにどれだけ周りの人がアピールしてくるかにもよると思うんですが、何もなければ自分から動いていこうと思いますし、どんな形でもいいんでアピールしてきてほしいと言ったけど、僕の気持ちを動かすアピールをしてきてくれれば挑戦につながると思います」

――具体的に動いてほしい選手は?

▼鼓太郎「借りのある選手もまだいますので、あえて名前は出しませんけど、リーグ戦で負けてる人もいる。その前にベルトに挑戦して負けてる選手もいます。この世界ジュニアをさらにさらに盛り上げていくには、青木は言うまでもないし、もう一人必要だと思うんですよね」

――王者としてどう進化していきたい?

▼鼓太郎「リング上のさらなる充実をしていけるようなチャンピオンになっていかないといけないなと思います。今の全日本プロレス、明るく楽しく激しくをうたってますけど、明るい部分がまだ足りてないんじゃないかなと思うんで、そこはしっかり変えていかないといけないと思います。試合は入場から始まってると思うんで、そういうところも変えていかないといけないのかなと思います。初めて全日本をみに来た人は選手のことを誰もわからない。最初に見るのが入場。そこでどれだけ目を引きつけるか。そうしたら試合が始まったら、その人に目がいくと思う。入場から試合が始まってるし、大事だと思いますね」

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