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4/27【全日本】石井が世界ジュニア挑戦状持参、王者・鼓太郎も受諾(写真あり)

 鈴木鼓太郎、石井慧介が27日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。挑戦状持参で世界ジュニアヘビー級王座挑戦を訴えた石井に、王者・鼓太郎も呼応し、5月シリーズでのタイトルマッチが決定的となった。

 4・25後楽園大会。石井は10人タッグで鼓太郎をピンフォールし、世界ジュニア挑戦を表明。「近日、挑戦状を書いてもっていきますので、一席設けてください」との希望通り、この日会見の場が用意された。

 そこで石井は宣言通りに挑戦状を持参。「一九八六年七月三十一日から始まった歴史に敬意を払うと同時に、その歴史に自分の名前を刻みたい」、「一度は手にした挑戦権を、自らの不備により無駄にしてしまった悔しさをぶつけさせて下さい」とジュニアの至宝獲りにかける思いを読み上げた。

 3・27後楽園大会での初戴冠以来、挑戦者を募っていた鼓太郎だが、現時点で自身が敗北を喫したのは石井のみ。「先日の後楽園で直接負けてる以上、断る理由もないし、挑戦をしっかり受けようと思います」と受諾した。「初防衛戦というのは内容をしっかり残さないといけない」と気を引き締めた鼓太郎は直接黒星を喫した石井のニールキックを最警戒。「ニールキック対策をしっかり考え、あの借りはリング上で返したい」と雪辱と初防衛を誓った。

 鼓太郎の挑戦受諾に石井も喜びを隠せない。「もちろん自信ありますし、ニールキックにも自信があります。全日本参戦から1年8ヶ月経って、それも自信になってる。レスラー人生の全てをかけて鈴木鼓太郎選手を倒したい」と自信をみなぎらせながら初挑戦・初戴冠を見据えた。

 1・3後楽園大会で初挑戦を決めながら、自身の体調不良によって棄権を余儀なくされた。4ヶ月前の無念を晴らすためにも、石井は5月シリーズで実現濃厚のタイトルマッチに全身全霊をかけて挑む覚悟だ。


【石井の挑戦状】※原文ママ
拝啓

春暖の候、皆様にはご機嫌麗しくお過ごしのことと存じます。

全日本プロレス参戦から一年八か月が経ちました。様々な経験をさせて頂きましたが、一つ引っ掛かっていることがあります。

世界ジュニア王座への挑戦です。

一九八六年七月三十一日から始まった歴史に敬意を払うと同時に、その歴史に自分の名前を刻みたいという、強い気持ちを持っています。

年頭、一度は手にした挑戦権を、自らの不備により無駄にしてしまった悔しさも、ずっと残っています。

どうかこの悔しさをぶつけさせて下さい。

よろしくお願いします。

敬具

平成二十七年四月二十七日
DDTプロレスリング 石井慧介


【会見の模様】
※石井が挑戦状を読み上げると
▼鼓太郎「先日の後楽園で直接負けてる以上、断る理由もないし、挑戦をしっかり受けようと思います。先日の後楽園、一度受けてるニールキック、威力は十分わかっていたんですが、とっさに出たのが片腕でのガードのみ。自分の判断ミスが生んだ結果だと思います。ニールキック対策をしっかり考え、あの借りはリング上で返したいと思います」

▼石井「挑戦を受けてくれることになり、非常にうれしいです。もちろん自信ありますし、ニールキックにも自信があります。全日本参戦から1年8ヶ月経って、それも自信になってる。レスラー人生の全てをかけて鈴木鼓太郎選手を倒したいと思います」

――お互いの印象?

▼鼓太郎「僕の中ではずいぶん前のアジアタッグでも当たってますけど、あのニールキックはどうしても全ての自由を奪われるほどの威力があるので、そこに秀でてる選手かなという印象がありますね」

▼石井「僕は2001年のデビューの時から鼓太郎さんをみてるんで、どのような選手か僕のデータの中にキッチリ入っています。一番感じるのは発想力というか、試合中にもとっさに出る発想力とか脅威です。もちろんエルボーも警戒してますし、様々な技を警戒してます」

――1月に挑戦が消滅した悔しさを晴らしたい?

▼石井「もちろんです。常にあの悔しさはずっと残ってます」

――初防衛戦は重要になるが?

▼鼓太郎「初防衛戦というのは内容をしっかり残さないといけないと思ってます。負けてる以上、俺は何も言えないかなと思いますけど、試合は自分のスタイルを、鈴木鼓太郎を貫いた試合をしたいと思います」

――歴代王者で憧れたのは?

▼石井「幼少時代は渕さんの印象が強いですね。小川さんや菊地さんなどずっとみてました。歴史に名を残したいか? もちろんです」

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