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4/30【全日本】5・6Evolution対決へ諏訪魔がメンバーを緊急招集、佐藤に「ラストチャンス」通告、青木はマッチメークに不満あらわ(写真あり)

 5・6後楽園大会でのEvolution対決決定を受け、諏訪魔が30日、神奈川・横浜市内某所にメンバーを緊急招集。擬態化用のギリースーツ着用で現れた佐藤に諏訪魔は「あいつは武装化の意味を履き違えてる」と怒りを爆発させ、ユニット追放もちらつかせつつ、5・6後楽園大会を「ラストチャンス」とすると通告した。

 この日、諏訪魔は緊急ミーティングを行うべく、Evolutionメンバーの青木、佐藤に招集をかけた。というのもこの日、5・6後楽園大会で「諏訪魔&青木vsジョー・ドーリング&佐藤」のEvolution対決が決まったと会社から知らされたからだ。

 だが、佐藤は集合場所に現れず。仕方なく二人で話し合いを始めたが、諏訪魔は異変を察知した。狙撃手が緑地帯などでカモフラージュ用に使うギリースーツをまとった不審者がマシンガン(エアガン)を構えていたのだ。

 植え込みにまぎれて擬態化していた不審者は佐藤だった。敷地内で遊んでいた子どもたちの関心を引いたか取り囲まれた佐藤だが、じわりじわりと距離を詰めると、銃口を諏訪魔に向けた。気づいた諏訪魔は振り返ると、手にしていたエアガンを発砲。直撃を受けた佐藤を退散させた。

 すでに佐藤を武装化メンバーから除外していた諏訪魔だが、「この間の天龍プロジェクトの会見は無断欠席するし、今日も武器じゃなく森と擬態化するような格好して、身を守る姿勢じゃねぇか。武装化を勘違いしてんじゃねぇよ」と憤慨。「アトラクティブってぶち上げたけど、あいつはその意味を履き違えてるな。そういう部分で怒りプラス・アトラクティブ、魅せていかなきゃいけないわけで、その完成形をわからす」ことを決めた。

 その舞台を諏訪魔は5・6後楽園のEvolution対決に定めた。「ここで佐藤がわからなかったら終わりだな。ラストチャンスだよ。追放に発展しかねないよ」とユニットからの追放すらもちらつかせた諏訪魔は、「せっかく佐藤光留にベルトを巻かせる会を作ったばかりで、会見は無断欠席するわ、あんな格好してくるわで、あいつは俺の気持ちをわかってくれてない」ともどかしげに吐き捨てた。

 Evolution対決にテーマを定めた諏訪魔とは対照的に、青木には疑問しかない。かつて佐藤と世界ジュニア戦を争ったこともあるが、それはジュニアの頂点を争うという大義名分があったからこそ。「今、俺らで戦う理由はない」と反発した青木は、「何でこのカードをマッチメークしたのか、会社には説明してもらいたい。解散マッチなのか、他のところと絡ませたくないのか」と要求。中学生時代のトラウマ(?)を思い起こしながら「腫れ物に触るような、君らだけで勝手にしてって感じでとても嫌です。これじゃあどこにも火をつけようがない」と不満をあらわにした。また、佐藤が勝手に名乗っている“変態自衛隊"のタッグチーム名を断固拒否し、チーム名を募集する構えもみせた。

 一方、佐藤は今回のEvolution対決を「今、Evolutionにベルトがないのは立場のマンネリ化。Evolutionを佐藤が引っ張ってくれということ」と全日本が用意したチャンスと勝手に判断して燃えている。怒り心頭の諏訪魔に対し、「全員が前から攻めていって、全員が負傷したらどうするんだ? 一人ぐらいこっそりいかないと」と反論した佐藤は「あんたが持ってる拳銃はどう見ても護身用だろ」と批判。「僕がEvolutionを引っ張っていくとなったら全員ギリースーツ着用を義務づけるよ。頑張れ三等兵。もう戦いは始まってるんだ」と下克上を宣言した。

 Evolutionを発展させたい思いは同じはずだが、方向性が違うがゆえに、諏訪魔と佐藤の気持ちはすれ違ってしまっている。直接対決によって二人はお互いを理解し合う必要に迫られているのかもしれない。

※諏訪魔、青木、佐藤のコメントは別項に掲載します

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