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5/8【DRAGON GATE】KING OF GATE開幕 T-HawkがYAMATO撃破で新世代ごぼう抜きを宣言 土井との三連戦決定 後楽園大会

 『KING OF GATE 2015』の開幕戦となる後楽園ホール大会が8日、行われ、一回戦でT-HawkがYAMATOを撃破。土井成樹との二回戦に向けて、改めて今のDRAGON GATEマットを引っ張る新世代6人をごぼう抜きにすると宣言した。

 若手のユニット・ミレニアルズをけん引するT-Hawk。5・5名古屋での金網マッチでは最後にCIMAと一騎打ちの状態になったが、競り勝ってみせた。試合後、T-Hawkは、「土井成樹、吉野正人、YAMATO、B×Bハルク、鷹木信悟、戸澤陽」の新世代6人をごぼう抜きにしてDRAGON GATEの頂点を狙うと宣言。その言葉を現実のものにすべく、「KING OF GATE」の1回戦でMAD BLANKEY(MB)のYAMATOと対峙した。

 昨年は決勝でジミー・ススムに敗れ悔し涙を飲んだT-Hawkだったが、今年こそは優勝を果たそうと積極的な動きを見せる。序盤戦をリードすると、トペスイシーダをグサリ。場外でも逆水平チョップでメッタ打ちにして先制した。

 対するYAMATOは右腕に照準。あの手この手で痛めつける。防戦一方のT-Hawkは右腕を押さえてもん絶。それでも意地になって立ち上がり、T-Hawkは痛めた右腕をかばいながらも、各種チョップを連打した。

 ならばと、YAMATOは再び腕攻め。飛びつき式の腕ひしぎ逆十字固めを披露すると、場内は悲鳴に包まれた。さらに串刺しフロントハイキック、雪崩式ブレーンバスターと畳みかける。

 T-Hawkは腕の痛みを気にせず、逆水平チョップ合戦に持ち込み、何とか競り勝つ。焦ったMBが乱入して串刺し攻撃を連発するも、負けじとミレニアルズも乱入。T-Hawkが千載一遇のチャンスを掴んだ。

 しかし、ロープに走ったところで場外からサイバー・コングが攻撃。不意を突かれてよろめいたT-HawkをYAMATOはフランケンシュタイナーを押さえ込む。さらに垂直落下式ブレーンバスターもズバリ。連続してニアフォールを奪った。

 もう後がないT-Hawkに場内の声援が集中する。その期待にT-Hawkは応えた。YAMATOが狙った得意技のギャラリアもスリーパーもギリギリで回避。しつこくナイトライドを狙っていく。YAMATOは三角絞めに絡め取って抵抗するが、T-hawkはこん身の力を込めてそのまま抱え上げ、三度連続してマットに叩きつけると、今度こそナイトライドを連発してYAMATOから3カウントを奪い取った。

 この結果を受け、5・17三重で行われる二回戦は「土井vsT-Hawk」に決定。さっそく乱入してT-Hawkをいたぶった土井は、「YAMATOに偶然マグレで勝ったぐらいでいい気になってんちゃうぞ。この俺は今日みたいにいかんからな」と通告。さらに、5・5名古屋でT-Hawkが新世代6人をごぼう抜きにすると宣言したことに触れ、「お前如きのクソガキは、寝言は寝て言え。お前なんて顔ちゃうんや」と斬り捨てた。

 T-Hawkも引き下がらない。「見たところ、その6人の中で一番簡単そうなのは土井、お前だな」と断言。改めて宣戦布告した。すでに5・16大阪ではCIMA&Eitaと組んで、土井&YAMATO&サイバー組と対戦することが決定しているが、それではやり足りないとばかりに、6・3後楽園での「T-Hawk&Eita vs 土井&YAMATO」を要求。土井も承諾し、対戦が決定的となった。

 リングに残ったT-Hawkは「今、DRAGON GATEの最前線にいる6人。その次の7人目にはなりたくないと宣言しました。なぜなら自分はこのDRAGON GATEが大好きだからです」と熱い気持ちを吐露。「DRAGON GATEの未来を背負って立てるようなレスラーになれるよう、これからも精進していきます。これからも熱い声援お願いします」と決意を語ると、場内は割れんばかりの拍手に包まれた。

 また、セミファイナルで行われた「KING OF GATE」1回戦「鷹木信悟vs戸澤陽」の盟友対決は、序盤からMONSTER EXPRESSらしい真っ向勝負に。戸澤の連発式トペスイシーダを耐え抜いた鷹木は、豪快なデスバレーボムを見舞うと、串刺しパンピングボンバー、ガロンスローと猛攻を浴びせた。

 盟友だからこそ負けられないと、戸澤は決死の反撃へ。得意の雪崩式ブレーンバスターを繰り出すと、ジャーマンスープレックスも敢行。立ち上がった鷹木のパンピングボンバーに被弾しても下がらず、すぐさま高速ジャーマンでぶん投げて、ニアフォールを奪い取った。

 大ピンチとなった鷹木だったが、パッケージジャーマンは何とか防ぐと、追尾式のパンピングボンバーを機に、豪腕を3連発でぶち込む。そして、MADE IN JAPANからラストファルコンリーの構えに。

 粘る戸澤は背後に不時着して抵抗。ならばと鷹木は奥の手・鷹の爪で丸め込むが、これを読んだ戸澤が巧みにクルリ。逆転の3カウントを手にした。

 まさかの敗戦で悔しさをあらわにした鷹木だったが、試合後はノーサイド。盟友の勝利を称えた。戸澤は5・16大阪で行われる二回戦に進出することが決定。5・9愛知で行われるB×Bハルクvs斎藤“ジミー"了の勝者と対戦する。

プロ格 情報局