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5/11【鈴木軍/NOAH】鈴木が“マイバッハ処刑場”を6・13広島に指定 KESはヒーロー&カバナ、デスペ&TAKAは玄藩&熊野を指名 5・10横浜一夜明け会見(写真あり)

 5・10横浜大会で4大GHC完全防衛に成功した鈴木軍が11日、鈴木みのるが経営するアパレルショップ『パイルドライバー』(東京・原宿)で一夜明け会見。GHCヘビー級王者・鈴木はマイバッハ谷口相手のV2戦舞台を6・13広島大会に指定した。同タッグ王者の“K.E.S."ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組はクリス・ヒーロー&コルト・カバナ組を、同ジュニアタッグ王者のエル・デスペラード&TAKAみちのく組は平柳玄藩&熊野準組をそれぞれ次期挑戦者に指名した。

 前夜の横浜大会で4大GHC王座を完全防衛。特に鈴木は反則なしのノーセコンドで丸藤正道を連破し、言い訳無用の勝ち方で方舟を“壊滅"へと追い込んだ。「今のノアで生き残った人間が選べる選択肢は2つ。『沈んだ船とともに海の底に沈む』か、もう一つは…クックック…『さっさと逃げ出す』か、だ。そんなヤツもいたなあ」とほくそ笑んだ。

 それでも“王様"の慈悲か、「王様ゲーム第2回戦」と称して継続参戦を表明。試合後に襲撃してきたマイバッハ谷口を「いけにえ」に指名し、「もう跡形もねえんだ。お前らの乗る船は。どこにも存在しねえんだ。だからお前(マイバッハ)も沈めてやる」と通告した。

 舞台については「路上がいいか? 駐車場でもパチンコ屋でも本屋でもいいぞ」としたものの、「どうせだったら、誰も触れて欲しくないところがいいなぁ。記念にしたい、みんなで大切に守って上げたい日がいいなあ。俺はそう希望するけど。たとえば“6月13日の広島"とか」と指定。6・13広島大会は故・三沢光晴さんの七回忌興行となる。鈴木は「何か特別な日か?」と記者に問うたものの、返答をさえぎるように「大丈夫、聞いてない! 俺には何の関係もない」と言い切った。

 グローバル・タッグリーグ戦決勝で敗れていた杉浦貴&田中将斗の“弾丸ヤンキース"コンビを破ってV2を達成したK.E.S.は、リベンジマッチ第2弾を希望。同リーグ戦開幕戦で敗れている“BIG IN USA"クリス・ヒーロー&コルト・カバナ組を次期挑戦者に指名し、「俺たちに恥をかかせたヤツらはすべてぶっ潰すの俺たちの流儀」(アーチャー)、「タッグリーグで俺たちK.E.S.に勝ったのは、たった2チーム。スギウラ&タナカとヒーロー&カバナだ。昨夜はスギウラ&タナカをブチのめしてやった。次はヒーロー&カバナの番だ」(スミスJr.)と通告。舞台には敗戦時と同会場の6・19後楽園大会を指定した。

 GHCジュニア王者のタイチは小峠篤司を連破してV2に成功。試合後には原田大輔からジャーマンで投げ捨てられて挑戦表明されたものの、白々しく浅子覚さん(現トレーナー)と勘違い。かねてから「ノアのジュニアは小川良成と浅子覚と永源遥しか知らない」と言い続けてきただけに「なんでプロレス界に入ったかって言うと、小さいころからずっと…浅子覚に憧れてました! ノアに来てチャンピオンになって、そうすればププ…浅子覚と戦えると思ってぇ!頑張ったんですぅ。でも浅子覚に投げられたんです。散々、挑発してやっと浅子覚にたどり着いたんです」などと熱く訴え、これには傍らの鈴木も手を叩いて爆笑した。当然原田のことは「知らない」と言い切り、「夢を壊すようなことは言わないでくれ」と記者をいさめた。

 小川良成&ザック・セイバーJr.を破ってGHCジュニアタッグ王座V2に成功したエル・デスペラード&TAKAみちのく組は、平柳玄藩&熊野準組を指名。「タイチvs小峠」戦中の介入行為を玄藩&熊野組に阻止されていた。TAKAは「ヨッシー小川(小川良成)、ザッコ(ザック・セイバーJr.)組相手に防衛して、ノアのヤツらを一掃したから、あとは楽しんでやろうかなと。ということで昨日、何もしてない俺たちに手を出してきた卑劣なヤツ・玄藩。あとはキャリア10年くらいでやっと初勝利したベアー熊野。面白いから、そいつらとやってやる」と笑い、デスペラードも「もう安パイ(※安全パイ)としかやんねえぞ」と宣言。今回はあっさり西永秀一統括本部長に「調印書を持ってこい」と迫った。

 ベンジャミンは遺恨が続く杉浦貴に処刑宣告。前夜はGHCタッグ戦中に乱入し、杉浦にペイダートを見舞ってK.E.S.の防衛を援護した。「昨日はハチミツをちょっとナメたようなもんだ。あれくらいで済んだことをありがたく思え。ヤツは俺の“シット(クソ野郎)リスト"に入ってる。それは痛みを味わって、ぶっ潰されることを意味する」と話した。

 これにより、すべての次期防衛戦は6月の“三沢さん七回忌ツアー"内に行われることが有力となったが、「祭り上げるのもいいさ。拝むのもいいさ。でも所詮、昔の人の名前で食ってるだけだ。お前らが人を呼んでるんじゃない。むかーし昔の昔話に出てくる人の名前でメシを食ってるんだ。そして今、あいつら(ノア勢)は俺たち(鈴木軍)の名前で食ってるんだ。だから俺たちの前に跪(ひざまず)け」と鈴木。突き刺さるような“現実"のなかで、ノアは七回忌の6月を迎える。

※会見における鈴木軍の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

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