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6/2【全日本】Xceedが6・4対Evolutionへ合同練習、宮原は諏訪魔狩りによる三冠再挑戦を視野に(写真あり)

 世界タッグ王者・潮崎豪&宮原健斗、世界ジュニアヘビー級王者・鈴木鼓太郎が2日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。6・4後楽園大会でのEvolutionとのキャプテンフォールマッチへ向け、中島洋平も加えたXceed合同練習も行い、宮原は諏訪魔撃破の先に三冠王座再挑戦を視野に入れた。

 先シリーズ、Xceedは潮崎&宮原が5・6後楽園大会で世界タッグ王座を初戴冠。鼓太郎も5・21後楽園大会で石井慧介を退けて世界ジュニア王座初防衛に成功した。潮崎は三冠王座から陥落したものの、宮原の躍進もあってXceedが勢いに乗りつつある。

 そこで対抗勢力となるのが諏訪魔率いるEvolutionだ。6月シリーズ開幕戦となる6・4後楽園大会では「潮崎&宮原&鼓太郎vs諏訪魔&青木篤志&佐藤光留」のキャプテンフォールマッチを控える。宮原、諏訪魔がそれぞれキャプテンを務め、相手方キャプテンを破ったチームの勝利となる。

 この日Xceedは6月シリーズへ向けた最終調整として合同練習を敢行。一人を肩車してのスクワット、腕立て伏せ、レスリング流の相手を抱え上げて振り回すなどのトレーニングで汗を流し、打倒Evolutionへ思いを一つにした。

 世界タッグ初戴冠で追い風に乗る宮原は6・4後楽園大会で諏訪魔を踏み台とするつもりだ。今の宮原には勢いが充満している感があるが、当の本人は「俺の中で積んできたものがあるんで、それは自分の中では勢いとか一過性のものだと思ってない」と豪語。シングル、タッグ含め諏訪魔には未勝利だが、「いつまでもああいうふうに下に見てくるあいつをギャフンと言わせるのにもってこいの場なんでね。後楽園でしっかり『お前は下だ』と言えないようにする」と自信満々に初の諏訪魔狩りを見据えた。

 「俺は今年、主役、話題、会場の空気感、そして全日本のベルト、全部持っていこうと思ってる」。そう言い切った宮原は年内に全日本の頂点に立つつもりでいる。3月には2度目の三冠挑戦で潮崎とのXceed対決に敗れたばかりだが、「僕のイメージの中では最高峰のベルト、少し見えかかってる部分がある」と実感。「それは4日終わってみないとわからないけど、あとは動いてそこに向かっていくだけ」と6・4後楽園での諏訪魔超えの先に三冠再挑戦の早期実現を描いた。

 これにはパートナーの潮崎も全面バックアップの構えだ。5・31大阪での世界タッグ初防衛によって、「健斗とのタッグであれば、どこの団体のどのタッグよりも上にいけてる」との自信も深まり、「あの堂々たる試合を見てて、心強いと感じましたし、自分もうかうかしていられない。そういう危機感を持てた」と宮原の躍進が刺激となっている。本来なら三冠返り咲きに動いてもおかしくないところだが、「もっと新しくどんどん次の人間が出てくるようなベルトにしないといけない」との思いもあって「健斗が狙いにいくのであれば、俺は全力でバックアップするし。常に面白い三冠ベルトというものを俺は期待してます」とあえて後方支援に回り、宮原が至宝ベルトに新風を吹き込むことを望んだ。

 世界ジュニア王者・鼓太郎も金丸義信の迎撃を視野に「誰よりもみせられるプロレスラーにならないといけない。それが世界ジュニアの価値を上げることになる」とさらなる高みを目指し、同王座挑戦を直訴した中島は「個人力」の強化を誓うばかり。各自がテーマを定めたXceedの躍進が6月シリーズで本格化するか。
※会見における潮崎、宮原、鼓太郎のコメントは別項に掲載します

【合同練習後の潮崎、宮原、鼓太郎、中島】
▼潮崎「今日は昔みてた時代のプロレスのトレーニングで、3人は後楽園へ向けて、洋平も今後へ気持ちを高めるためにやりました」

▼宮原「4日に向けて何をやるということはなく、4人集まってやることに意味があって、こうやって一緒に腕立て、スクワットを二人組でやることに意味がある。こういう場で一緒に練習することで、 Evolutionとの全面対決へ向けてより結束力を確かめ合った感じですね」

▼潮崎「これで4日のキャプテンフォールマッチ、俺たちで結果を出して後楽園大会をしっかり締めたいと思います」

▼鼓太郎「4日はサポートに回りつつ、いつでも諏訪魔の首を獲れるように。力で勝負してもかなわないだろうけど、丸め込み、スピードの世界ではこっちに分がある。スキあらば俺が諏訪魔から獲りにいってもいいと思ってます」

▼中島「今、自分だけベルトがないけど、その中で個人力を上げることがXceedの力を上げることになると思います。早くチームの中で並び立って結果を出していきたいと思っています」

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