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6/24【NOAH】原田「勝って“本命"でリーグ戦迎える」、小峠は「利用させてもらう」小川発言にも反発 7・1後楽園シングル再戦へ時間差会見(写真あり)

 7・1後楽園大会でのシングル再戦向けて24日、原田大輔と小峠篤司が都内ノア事務所で時間差会見。それぞれ今度こその完全決着と、ジュニアリーグ戦へ弾みをつけたい姿勢を鮮明にした。

 ノアジュニアも鈴木軍に席巻される状況下であるが、原田と小峠の“大阪ライバル対決"も着火。タッグで対決した5・21SEM新宿大会でのフルタイムドロー(※20分)を着火点に、6・19後楽園大会で一騎打ちを行ったが熱戦の末に両者KO決着となっていた。

 7・1後楽園大会での再戦が決定。わずか12日間隔でのリマッチとなる。「倒せなかったことも悔しいですし、引き分けて自分もお客さんも納得できないまま終わってしまったことも悔しい。だからこそ次こそは決着をつけたい」(原田)、「彼はいつでも決着つけたい存在。やらなきゃいけないことは他にあるかもしれませんが、申し訳ないんですけど、その流れとは関係なく、ただ単に意地ですね。退けないプライドがありますから」(小峠)と今度こその“完全決着"を強調した。

 それぞれGHCジュニア王者・タイチからのベルト奪回に失敗。再浮上に向けた崖っぷちの一戦だ。さらには6年ぶりに復活するジュニアリーグ戦出場もスタンバイ。ジュニアリーグ戦自体の期待感を左右するタイミングでのライバル対決となる。

 原田は「前回(両者KO時)はタイトルマッチで負けたばかりで、すぐに後楽園を迎えて、自分の中で気持ちがブレてる部分があった。今回はこれ一本、小峠篤司を倒すこと一点に集中して臨みたい」と修正点を挙げたうえで、「今のノアジュニアはドングリの背比べ。突き抜けた存在がいないと思うので、しっかりとリーグ戦を優勝して一歩抜け出したい。そしてタイチからベルトを獲り返して二歩、三歩先に進んで“ノアジュニア=原田大輔"というモノを、もう一度、イチから作っていきたい。そのためにもまずは(小峠に勝って)ジュニアリーグ戦の本命と思われる存在になっていきたい」と思い描いた。

 小峠も「あがいてでもアピールしていかないと浮上できない状況にある。だから、今回はいいように彼を利用させてもらおうかな、とも思ってます。何を言っても今は発言権が無いので『あいつだったら獲り返せるんじゃないか』っていう証明的なものが必要だと思いますから」と強調した。

 無論リーグ戦“成功"への責任感もみせた小峠だが、小川良成が「リーグ戦? “よそ者"だけで勝手にやってれば?」と否定的な姿勢をみせていることにも反発。「ここに来てよそ者扱いされたか…って話で。ビックリしますね。でも、俺としてはそこもプライド持ってるところなんで。ハングリーさだけは、自分の中に持ってるものがありますよ。結果残さないとすぐ切られる…って気持ちでやってるんで」と反骨心をむき出しにした。

 ともあれ、勝ってジュニアリーグ戦を迎えて優勝、タイチからベルトを獲り返し、道半ばだった“ノアジュニア再構築"を再開させる――。原田、小峠ともに描くシナリオは同じだが、その権利を手にできるのは今回の勝者一人だけだ。

※会見における原田、小峠の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

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