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7/18【新日本】木谷オーナーが新日本の株式上場を視野に ファーム設置、新IWGP理念構想も明かす 戦略発表会(写真あり)

 新日本の戦略発表会見が18日、都内の明治記念館で開かれ、オーナーの木谷高明ブシロード社長が新日本の株式市場への上場を目指していることを明らかにした。

 『G1 CLIAMAX 開幕直前会見』に先立って開かれた戦略発表会見では、まず手塚要社長が登壇。メディア取材によるリングサイドカメラ減少などによる「見やすい環境づくり」や、現在も行っている案内啓示の拡充、マナーVTR作成による「よりよい会場づくり」の推進などを発表。さらなる企業タイアップの強化や、商品販路の拡大、コンテンツ戦略の拡充も見据えた。

 続いて木谷オーナーが登壇し、“世界進出"に向けた3つの新戦略を発表した。まずは「ライオンズゲート計画」。いわゆる“ファーム"と呼ばれるようなリングを作るイメージで、新人発掘や育成プロジェクト、海外、他団体選手の招へい、負傷欠場明けの再調整の場の提供など「色んなことを試してみる場」の設置を描いた。

 さらにはIWGPの新理念構想も発表。名付けて「NEW IWGP CONCEPTION」。木谷オーナーは「もともとIWGPの理念は“世界のプロレスを統一する"というものでしたが、今の時代に合った21世紀のIWGP構想を改めて構築していきたい」と、リング上以外の部分も含めた包括的な世界戦略の総称としたい考えを示した。世界中の各団体、企業とのさらなる提携強化を通じて、『NJPW WORLD』などの映像配信、選手の露出、グッズ販売やライセンスアウトを積極的に推進していく。

 そして、ついに「株式上場」を目指す構えも示した。木谷オーナーは「現在の状況だと、会社の10年後の目標を決めるのは難しい。特にエンターテイメント業界ではITの技術革新に左右されやすい部分もあるため、難しい。なので3〜5年くらいの目標を作るのが現実的」と持論を示したうえで、3〜5年以内の中期的目標として“上場"を掲げた。「上場するとプライベートカンパニーからパブリックカンパニーになる。“日本の国民の皆さんの新日本プロレス"に昇華させていきたい」と意気込み、「(ブシロード体制になってからの)これまでの3年半を区切りにして、成長の“セカンドステージ"が始まると、ここに宣言させていただきます」と会見を締めくくった。

プロ格 情報局