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8/31【全日本】王道T連覇へ潮崎が初戦・秋山戦での完全勝利を宣言、宮原との決勝対決にも合意(写真あり)

 Xceed・潮崎豪、宮原健斗、鈴木鼓太郎、中島洋平が31日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。9月10日開幕の『第3回王道トーナメント』で史上初の連覇がかかる潮崎は初戦で実現する秋山準との再戦へ向け、「壁を超えるんじゃなく崩す」と完全勝利を誓い、宮原とのXceed決勝対決にも合意した。

 8月シリーズは全日本の中心を目指すXceedにとって、その足がかりとなるような舞台となった。中島がビリーケン・キッドとの王座決定戦を制してGAORA TV王座を奪取し、全日マットにおける初戴冠を達成。鼓太郎はウルティモ・ドラゴンを攻略し、世界ジュニア王座5度目の防衛に成功した。そして潮崎&宮原は秋山準&大森隆男を激闘の末に退け、世界タッグ王座V3。三冠、アジアタッグを除く主要ベルトをXceedが保持する形となった。

 だが、潮崎は前哨戦となったシングル対決、キャプテンフォールマッチと秋山に2連敗。一時は精神的にどん底に追い込まれるほどの屈辱を味わった。タイトルマッチでリベンジを遂げたものの、息を吹き返した秋山の存在感は圧倒的で、「自分の中でスッキリしたものを得てない」と言うように借りを返したとは言いがたい。

 改めて秋山超えという課題が残った潮崎にとって、連覇がかかる王道トーナメントは絶好の舞台となる。9・10後楽園大会での1回戦で秋山との再戦が組まれたからだ。隠居を迫っただけに潮崎にとっての完全勝利は「壁と表現したけど、その壁を超えるんじゃなく崩す」こと。「ぐうの音も出ないほどコテンパンにやられたんで、そこを返すしかない」と1回戦必勝を誓った潮崎は、「秋山準というレスラーはテクニック、そういうもの以上に存在感がありますからね。そういうものも崩したい。自分にとってはそこで全てを前に進めるというのがある」と秋山の存在感を凌駕するような勝利を描いた。

 2回戦で当たる可能性のある鼓太郎から「(1回戦の青木篤志戦の)勝者が潮崎vs秋山の勝者なんで、潮崎お前勝てよ」と初戦突破を厳命され、パートナーの宮原からも「決勝戦とかそういうところで戦いたい気持ちがある」とXceed決勝対決を呼びかけられた。8月シリーズを通じてXceedメンバーとの絆を再確認した潮崎も意気に感じ、「決勝のことを考えれば、横にいる健斗と最高の戦いをして、王道トーナメントを優勝という文字で飾りたい」と呼応した。

 秋山に完全勝利しないことには前に進めない。連覇を狙う潮崎は不退転の覚悟で王道トーナメントに臨む。

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