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9/6【全日本】取材における青木の詳細コメント

 神奈川・横浜市の全日本道場で取材を受けた青木篤志の詳細コメントは以下の通り。

【青木の話】
――今年3度目の出場となる王道トーナメントでは1回戦で鼓太郎戦が組まれたが?

▼青木「そもそも王道トーナメントにエントリーしてもらってるのは全然いいんだけど、このトーナメントで俺が目指すのが何かといえばということになる。優勝したら三冠に挑戦が今までずっと続いてきて、優勝した人が三冠という言葉を出した時点で、そこにジュニアヘビーが入る必要があるのかという疑問を感じたから。ヘビーの人たちはこれに優勝して三冠を狙いにいくぞという風潮があったでしょ。その中にジュニアがいて、1回戦なりでヘビー級と当たって勝ったり負けたりがあったりして、その中で勝たないと意味がない。その意味を今年は特に意識してたんで、そういう意味で組まれた鈴木鼓太郎というのは願ったり叶ったりだし、純粋に戦いたい相手でもあるから」

――1回戦で唯一のジュニア対決となるが?

▼青木「せっかくジュニア同士で戦うわけだから、ジュニアらしい試合をしたいと思うし、今、鼓太郎がチャンピオンとしているわけでしょ。俺は別に今回に関しては鼓太郎が世界ジュニアを持っていようが持ってなかろうが、発表された時点でジュニア同士決まったわけだから、俺はベルトは意識してない。一番は鈴木鼓太郎と試合ができる。ただそれだけ。ただ、あいつがどういうつもりで挑んでくるかによっても意味合いが変わってくると。王道トーナメントだから、俺は優勝するために出なかったら出る意味がないと思ってる。鼓太郎に勝って世界ジュニア挑戦したいと言ったら王道トーナメント全体に失礼だから、今は言わないよ」

――鼓太郎は「あいつだってジュニアの力はヘビーに負けてないと証明したいだろうし、勝った方がその権利を得る」と言っていたが?

▼青木「ナンセンス。俺、別にヘビー級に喧嘩売りたいわけじゃないから。ジュニアはジュニアでやってるんだから。今回、優勝狙うからにはヘビーを倒さないといけないけど、対ヘビーに興味ないから。俺が興味あるのは自分が強くなることと全日本プロレスが面白くなること。そのために俺は必死になって戦うし、必死になっていろんなことをやるだろうし。そんな小さい話を二人の戦いに持ち込まないでほしい。純粋に今このトーナメントで誰が優勝するか争うわけだから。お前は黙ってればいいよ。そもそもしゃべらないんじゃなかったのか? 背中でみせるんだったら、背中だけ撮った写真をとりあえず載っけておけ」

――青木選手自身はこれまでタッグとはいえ曙、潮崎らを破ったことがあり、ファンはヘビー食いを期待していると思うが?

▼青木「それは実績があるからさ。俺だって負けたくないし、勝てる部分があると思ってるからやってるわけで。そうやって期待してもらう、こいつならやってくれるんじゃないかというものがないと俺はダメだと思う。そういう期待に応えるためにも今回はトーナメントだからヘビー級相手に勝ちに行かないといけない。だから鼓太郎とはジュニア同士というのがあるけど、まずは勝負に勝つことが一番だから」

――鼓太郎戦に勝利すれば、2回戦は「潮崎vs秋山」の勝者と当たるが?

▼青木「難関が続くね。どちらが勝っても俺にとってはやる意味があるし、どっちもシングルで勝ったことない相手だからね。とにかく先は考えたくないんで鼓太郎との試合がまずは大事になってくる。だって先を言って負けたらかっこ悪いじゃん。ぶっちゃければ鼓太郎はベルト巻いてて俺は丸腰で最近何も残せてない。期待をしていただけるのはありがたいけど、負け続けるとその期待もそっぽ向かれちゃうから。そろそろちゃんとした形を作らないといけないと思ってるよ。とにかく俺は前向きだからさ。この間の会見でXceedがベルトをズラっと並べて会見したのを見たけど、正直ベルトだけみたら凄いなと思ったけど、あれだけのベルトが並んでて4人がいたにもかかわらず、あいつらが全日本の中心にいる感じしないし、あそこに影響を及ぼせる力があるとは思えない。そういうところでは俺も(世界ジュニアを)取り戻して、もっとベルトを輝かせてあげたいというのがある。でも、まずはこの王道トーナメントしっかり集中していきたいから。トーナメントにジュニアヘビーが入ってる存在意義をみんなが感じないといけないし、それぞれが必死になって頑張らないと。やっぱりジュニアはこのトーナメントに必要ないんじゃないかとなったら、それはそれで悲しくなるから。王道トーナメントの意味っていうのをヘビーもジュニアも全員が考えないといけないし、俺自身もしっかり考えて盛り上げていきたいね」

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