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9/7【全日本】「俺に誰が勝てるんだよってぐらい思ってる」 気合充実・秋山が三冠獲り視野に王道T制覇へ自信満々(写真あり)

 秋山準が『第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜』(9月10日開幕)へ向け、「俺に誰が勝てるんだよってぐらい思ってる」と自信満々。8月シリーズの対潮崎豪によって完全に目覚めた秋山は三冠王座獲りを視野に王道トーナメント制覇を見据えた。

 先の8月シリーズは秋山復活の舞台と化した。8・15名古屋大会での一騎打ち、8・16神戸でのキャプテンフォールマッチと潮崎豪に2連勝。8・29後楽園大会での世界タッグ戦では潮崎に雪辱を許したものの圧倒的な存在感を示した。

 秋山に火をつけたのは潮崎からの隠居通告だった。最近は一歩引いていた感もあったが、「もう一回やらないといけないだろう、お前じゃない、俺だよというのがふつふつと沸いてきた」と着火。「最前線に戻ると言った以上、それは選手としても社長としても見せないといけない」との使命感から、8月シリーズ前は万全のコンディションを作るべく調整に努め、結果、インパクト大の充実ファイトで健在を証明した。

 「俺を目覚めさせてくれた。そこは潮崎に感謝するよ」。そう話した秋山は王道トーナメントにも心身ともに充実した状態で臨める。しかも1回戦は潮崎との再戦。「もちろん負ける気はさらさらないし、気持ちもここ何年かないぐらい俺が行かないといけないと思ってる」と前向き姿勢の秋山は完全勝利を誓う潮崎に対し、「俺がやったらいけない、下の者を潰すと思ったけど、今はそれがない。むしろ潰しにこいと。オッサンなめんなよと。潮崎が『壁を崩す』とか言ってたけど、そんなヘナチョコに崩されるものでもない」と強気そのもの。一発勝負のトーナメントとあって、まずは潮崎返り討ちに集中する構えをみせた。

 今年10月の誕生日で46歳となるが、秋山は「何も恐れるものもなくやれる。この前は負けたけど、俺に誰が勝てるんだよってぐらい思ってるよ」と自信満々。長年のキャリアで培った豊富な経験と、復活を印象づけた潮崎との戦いがその裏づけとなっているのは言うまでもない。「最終的に王道トーナメント優勝して三冠。そこまでテンション上げていこうと思ってる」と王道トーナメント初制覇の先に至宝ベルト返り咲きを見据えた秋山は、「俺を応援してくれる人は同じ年代の人も多いから、一回限りでもいいから久しぶりに3本のベルトを見せてあげたい」と旧ベルトの限定復活も描いた。デビュー23周年を迎えるこの9月、秋山が再び全日マットの頂点を目指す。

【秋山の話】
――王道トーナメントが開幕するが、8月シリーズの対潮崎によって火がついた状態で迎えられるのでは?

▼秋山「そういうのもあるし、隠居だどうの言われて、もう一回やらないといけないだろう、お前じゃない、俺だよというのがふつふつと沸いてきたよ」

――1回戦では8・15名古屋の再戦となる潮崎戦がいきなり実現するが?

▼秋山「世界タッグというのもあったけど、俺は正直、通過点だと思ってる。よーし、もう一回三冠まで行ってやろうと思ってるから。もちろん世界タッグも獲ってやろうと思ってるし。最終的に王道トーナメント優勝して三冠。そこまでテンション上げていこうと思ってる。もちろん負ける気はさらさらないし、気持ちもここ何年かないぐらい俺が行かないといけないと思ってる。トーナメントなんで勝たないと終わり。どんな手を使ってでも何としても勝てる最短コースを選ぼうかなと思ってますよ。俺を目覚めさせてくれた。そこは潮崎に感謝するよ。久しぶりに燃えたよ。練習もしっかりやったし、夜に走り込んだし。最前線に戻ると言った以上、それは選手としても社長としても見せないといけない。今回は選手としてやると言ったけど、周りは社長という目で見てるから、手本になることをしないといけない。口にしたら行動で示す。それが背中でみせるということじゃないかな。お客さんに対しては背中を見せるんじゃなく、いろんな行動、発言で盛り上げていかないと。背中で見せるのは後輩に対してだよ」

――1回戦以降、戦いたい相手は?

▼秋山「勝ち上がっていけば相手も決まってくるから、その時に考えればいい。誰が上がってきてほしいとかないし、1回戦の潮崎をもう一回叩く。そこに集中してる。もしかしたら大変なのは最後だけかもしれないね。一日2試合だから。でもそういう経験は何回もしてるし、何も恐れるものもなくやれる。この前は負けたけど、俺に誰が勝てるんだよってぐらい思ってるよ」

――秋山選手の復活はファンも求めていたと思うが?

▼秋山「俺がやったらいけない、下の者を潰すと思ったけど、今はそれがない。むしろ潰しにこいと。オッサンなめんなよと。潮崎が『壁を崩す』とか言ってたけど、そんなヘナチョコに崩されるものでもないしね。俺を超えるんじゃなく、俺より高い山を作って俺という山が見えなくなるようにしないと。違う大きなものを作り上げて確立した時に初めて時代が変わるんじゃないかな。俺はその山をさらに積み上げていくし、優勝したあとに三冠が待ってるだろうからね。あの1本のベルトは巻いたことないし、巻かないといけないんだけど、俺を応援してくれる人は同じ年代の人も多いから、一回限りでもいいから久しぶりに3本のベルトを見せてあげたいね」

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