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9/8【WWE】初の日本人女子スーパースター誕生! 華名がWWEと契約、NXT参戦へ(写真あり)

 WWEは8日、都内・渋谷のフォーラム8で会見し、華名とNXTの一員としての契約を交わしたと発表。初の日本人女子スーパースターとなる華名は「世界中のWWEを愛する方たちのために、私自身を捧げてキャリアのゴールにしようと思いました。それを決断しました。WWEが選んだこの私をどうぞ楽しみにしてもらえたら」と新たな挑戦へ向けて意気込んだ。

 華名は7月9日に会見し、カナプロ9・15後楽園大会意向の活動を白紙とすると発表。その理由を「次のステップに行動を移すタイミング」と説明していたが、WWEへの挑戦だったことがこの日、明らかにされた。

 すでに華名のWWE入りは一部ネット上でささやかれていた。リック・フレアー、サージャント・スローターとともにNXT8・22ブルックリン大会を最前列で観戦する華名の姿が中継内で映され、「KANNA」の名で紹介されていたからだった。華名はすでにフロリダ州オーランドにあるWWEの育成施設・パフォーマンスセンターの視察も終えており、9月下旬にも渡米し、フロリダを拠点にNXTに参戦することになる。

 過去、WWE(WWF)に多くの日本人女子レスラーが参戦。80年代には全日本女子プロレスから長与千種&ライオネス飛鳥のクラッシュギャルズ、山崎五紀&立野記代のJBエンジェルス、ダンプ松本率いる極悪同盟が登場し、94年にはブル中野がWWF世界女子王座を獲得しているが、純然たる契約選手としての本格参戦は華名が初めてとなる。また、日本人ディーバはケンゾー・スズキ(KENSO)の夫人でマネージャーとして活躍したヒロコ以来、約10年ぶり。しかも特筆すべきはトライアウトを受けたのではなく、WWEからのスカウトによる契約という点にある。

 会見に臨んだ華名は「世界中のWWEを愛する方たちのために、私自身を捧げてキャリアのゴールにしようと思いました」と決意表明。ブルックリン大会を観戦した際、「ディーバ革命という試合をみさせていただいたんですけど、お客さんも物凄く興奮していて、それを見ていて早くWWEのリングに上がりたい、私が入ったらもっと面白くできると思いました」と刺激を受け、今からNXTのリングに上がる自分の姿を描いた。

 現在NXTの女子部門はフレアーの愛娘・シャーロット、サーシャ・バンクスらが活躍し、3軍抗争が展開されるなど強化されている。「日本でやり尽くしたというのがあって、ライバルもいなくなった。そこで今回のこういう話をいただいたので、全てのディーバの選手と戦いたい」とディーバ戦線参入に胸を躍らせる華名は「今までにやってきたキャリアとスキルを持っていって、私が入ることによって面白くなった、さらに面白くなったというのを言わせたい」と活性化の一助となることを誓った。

 WWEタレント・クリエイティブ・ライブイベント部門副社長のポール・レヴェック(トリプルH)は「華名をNXTの一員として迎えることができて、非常に興奮しています。彼女のリング上でのエキサイティングなファイトスタイルは、NXTの女子部門に大きなインパクトを与えることでしょう」と期待を込めている。新たなチャレンジとなる華名はかつて自らうたった“世界の華名"への道を踏み出す。
※華名のコメントは別項に掲載いたします

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