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9/8【全日本】2年ぶり2度目の王道T制覇へ 三冠王者・曙が秋山を決勝指名(写真あり)

 三冠ヘビー級王者・曙が『第3回王道トーナメント〜2015オープン選手権〜』(9月10日開幕)へ向け、決勝戦の相手に秋山準を指名。「自分のプロレスさえすれば、そう簡単に負けない」と2年ぶり2度目の優勝に自信をあらわにした。

 第1回大会覇者の曙は今年、三冠王者として王道トーナメントに臨む。“王道"の2文字に強いこだわりを持つだけに、「優勝だけじゃなくて、それとともに内容。横綱になると勝ち負けだけじゃない」と結果と中身を同時に残し、王者の責務を果たすつもりでいる。

 2年ぶり2度目の優勝へ向けて曙は「王道だからと特別なことをやったりすることないだろうし、同じ気持ちで臨んで、自分のプロレスさえすれば、そう簡単に負けない」と自信満々。チャンピオン・カーニバル制覇、三冠返り咲きに続くシングル3冠を成し遂げることで名実ともに全日本の大横綱となり、「みんながわけわからないこと言ってる間に俺がドンと優勝して次の挑戦者が出ないようにする。黙って俺についてこいよって」と改めて挑戦者不在化の状況を作り上げる構えだ。

 初戦のボディガー戦(9・12大阪)を突破すれば、続く2回戦(9・19横浜)で諏訪魔と当たる可能性がある。「誰についていくかとか、俺には全く関係ない。逆に言うと、そんなのに巻き込まれたくない」と諏訪魔が提唱する派閥闘争に改めて拒絶反応を示した曙は、一方で「怖いもの知らずというか。そういうのが一番危険ですよね。やりがいももちろんある」と準決勝(9・26後楽園)で当たる可能性のある石川修司に興味を示した。

 そして決勝戦の相手には秋山を希望した。以前から「プロレス界の横綱の一人」と秋山に敬意を表してきた曙は、「この王道とチャンピオン・カーニバルが全日本にとって大事。今現在、誰が強いか決めるものと思ってるんで。もちろんいろんな考えもあるし、自分のプロレスと秋山さんのプロレスが正面からぶつかり合って、何流とか何派とか、そこで答えが出てくると思う」と考えている。三冠王者として無双化しつつある曙は尊敬する秋山を破っての栄冠獲りで自分が全日マットの中心であることを証明する。

【曙の話】
――今年2年ぶりの優勝を狙う王道トーナメントが間もなく開幕するが?

▼曙「一回目は何か残したくて優勝のみを目指してたけど、今回は優勝だけじゃなくて、それとともに内容。こういうことを言うのは関係ないかもしれないけど、横綱になると勝ち負けだけじゃない。そういう気持ちをもって三冠チャンピオンとしてトーナメントに臨むつもりでいますよ」

――1回戦の相手はボディガーだが?

▼曙「シングルは2回目ぐらいですかね。毎試合毎試合、同じ気持ちで臨んでるし、王道だからと特別なことをやったりすることないだろうし、同じ気持ちで臨んで、自分のプロレスさえすれば、そう簡単に負けないと思いますよ」

――2回戦では諏訪魔と当たる可能性があるが派閥闘争には興味なしと?

▼曙「何回も同じこと言ってるんですけど、自分がやらなきゃいけないことがあるし、とにかく自分には三冠チャンピオンという責任があって、誰についていくかとか、俺には全く関係ない。逆に言うと、そんなのに巻き込まれたくないよ。ここがいいチャンス。みんながわけわからないこと言ってる間に俺がドンと優勝して次の挑戦者が出ないようにする。黙って俺についてこいよって」

――2年ぶり2度目の優勝を飾って大横綱を目指すと?

▼曙「立場的にはそうならなきゃいけない。自分で勝手に思ってるだけかもしれないけど、そうなりたい。前からいってるけど、ただやってるだけじゃつまらないし、若手でもないし、限られた時間しかない。限られた時間の中で何を次の世代に残せるかだから」

――それが曙選手なりの王道だと?

▼曙「そうです」

――初出場となる石川、火野の存在は気になる?

▼曙「石川選手は気になりますね。3回ぐらいタッグで当たってるけど、やっぱりいい選手でもあるし、シングルで当たったらどうなるか。お客さんもたぶんみんな思ってると思う。石川選手も石川選手なりの考え、気持ちがあるだろうし、3回しかやってないけど、当たる時は感じるんですよ。怖いもの知らずというか。そういうのが一番危険ですよね。やりがいももちろんあるし。王道が決まってからやる気が凄い。試合終わっても突っかかってくるもんね。本当に怖いもの知らずだよ(笑) 三冠とか王道トーナメントがどれだけ大事なのか本人はわかってると思うし、怖いもの知らずだからガムシャラにくるのが怖い。相当なものもってますよ。(石川にとって)王道がどんなものか知る、いいチャンスですよ」

――決勝戦で戦いたい相手は?

▼曙「希望としては秋山選手ですね。いろんな意味でやっぱりこの王道とチャンピオン・カーニバルが全日本にとって大事。今現在、誰が強いか決めるものと思ってるんで。もちろんいろんな考えもあるし、そこで自分のプロレスと秋山さんのプロレスが正面からぶつかり合って、何流とか何派とか、そこで答えが出てくると思うんですね。それは希望として。そこに行くまでがしんどそうですけどね」

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