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9/28【全日本】潮崎が全日本を電撃退団、10月からフリーに「自分の可能性広げたい」(写真あり)

 潮崎豪が28日、神奈川・横浜市の全日本事務所で秋山準社長同席のもと会見し、9月いっぱいで全日本を退団することを発表した。2013年7月から2年2ヶ月間在籍した全日本を去り、10月よりフリーとなる潮崎は「自分の可能性というものを広げたい」と話した。

 全日本の屋台骨の一人がこの秋、王道マットを去ることになった。2013年から秋山率いるバーニングの一員として全日マットに参戦した潮崎は同年7月に入団。世界タッグ王座を2度獲得(パートナーは秋山、宮原)し、昨年9月には王道トーナメントに優勝。そして今年1月には三冠ヘビー級王座を初戴冠するなど、全日マットのトップ戦線で活躍してきた。

 「この全日本プロレスのリングに上がって、満足ということもできないけど、そこで終わらせちゃいけない気持ちも出てきましたし、自分の可能性を試していきたいとずっと思ってた」という潮崎は、悩んだ末に秋山社長に相談。結果、退団を承諾された。2年2ヶ月間在籍した全日本を去ることになり、潮崎は「全日本プロレスで応援して頂いたファンの皆様にも今回、こういうふうに退団になって、そこは申し訳ない」とファンに謝罪した。

 10月からはフリーとして活動していくことになるが、今後については全くの白紙。「自分が退団することによってプロレス界で可能性っていうものが増えてくると思いますので、そこでこの対戦がみたいという期待というものが生まれてくると思うんで、自分としても、どういう反応があるか受けてみたい」とこれから戦う場を模索していくつもりだ。全日本への継続参戦については秋山社長が「フリーとなると言ってすぐ全日本に上がってるとなったら、たぶん彼の区切りはつけられないと思う」と否定した。

 潮崎の離脱によって全日本は戦力ダウンを余儀なくされるが、秋山社長は「俺自身が自分の考えで動いてきた人間なんで、その考え、彼の思いというのは尊重してあげないといけない」と快く送り出すことを決めた。潮崎にはノア時代から大きな期待をかけてきただけに、「どこまでできるかわからないけど、こいつならやれるだろうと思ってます」とエールを送った。

 現在33歳でキャリアはまだ11年を過ぎたばかり。潮崎は自らのプロレスラーとしての可能性にかけ、新たなプロレスラー人生を踏み出す。

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