プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/28【全日本】王道Tで王者撃破 青木が鼓太郎に世界ジュニア戦要求「お前の口から言ってこい」(写真あり)

 青木篤志が28日、神奈川・横浜市の全日本事務所で取材を受け、世界ジュニアヘビー級王者・鈴木鼓太郎について言及。王道トーナメント1回戦で鼓太郎に勝利している青木は「チャンピオンとしてどうしたいのかちゃんと言ってこい。お前の口からしっかり『世界ジュニアのタイトルマッチでもう一度俺と戦え』と言ってくるのが筋だろ」と王者側からタイトルマッチを要求してくるよう迫った。

 9月の王道トーナメントで青木は2回戦で秋山準に敗れ、優勝を逸した。それでも1回戦では世界ジュニア王者の鼓太郎を撃破。リーグ戦やトーナメントにベルトを絡めることを断固拒む青木だが、トーナメントが終わったことで気持ちは次なる目標に切り替わっている。鼓太郎からの世界ジュニア奪取だ。

 「鼓太郎に言いたい。王道が終わって1個やらなきゃいけないことがあるだろ?」。そう問いかけで切り出した青木は「俺は別に王道トーナメントにタイトルは必要ないと言ってたつもりだけど、鼓太郎が世界ジュニア王者として出るみたいなことを会見で言ってるのを聞いて、何言ってんだこいつと思った」と疑問を抱いたという。しかも1回戦で勝利したことで鼓太郎に対する発言権を得たも同然で、「その王者として出てベルトも巻いてきて、俺に負けたことを本人はどう思ってるのか? そこを聞きたいね」と続けた。

 確かに鼓太郎の敗戦は王者の威厳を損なうもの。このまま黙っていられるはずがない。「もちろん世界ジュニアに挑戦させろというのは一般的ではあるんだけど、勝ったのは俺だから、鼓太郎からの発言が一番。チャンピオンとしてどうしたいのかちゃんと言ってこい」と迫った青木は、「俺が挑戦させてくださいじゃない。お前の口からしっかり『世界ジュニアのタイトルマッチでもう一度俺と戦え』と言ってくるのが俺は筋かなと思う」と主張した。

 事実上の世界ジュニア挑戦要求だが、ニュアンスが違う。負けた王者側からタイトルマッチを要求するべきというのが青木の考えだ。「チャンピオンだからってふんぞり返っているようにしかみえない。ふんぞり返っていたいんだったら負けるな。結果的に世界ジュニアもアジアタッグもチャンピオンがベルトを盛り上げているっていう印象を俺は全く受けない」と痛烈に批判した青木は、「だからそれは俺が打破する。あいつらが動かないんだったら俺がやっぱり動く」と宣言。今年3月に鼓太郎にベルトを奪われた借りを返し、再び全日ジュニアの頂点に立つつもりだ。青木の発言を受けて鼓太郎の反応が待たれる。

【青木のコメント】
――王道トーナメントでは2回戦で秋山に敗れて優勝ならなかったが?

▼青木「何度もいろんなとこでも言ってるし、俺の気持ちの中で絶対ここだけはというのがあるんだけど、俺はヘビー級に食い込みたいわけじゃないわけ。俺はジュニアの体だし、ジュニアヘビーとして試合をしてるつもりだから。ただ、リングで戦う相手には負けたくない。ただそれだけなんでね。王道トーナメントは無差別級でやるから、ある意味、好都合ではあったけど、自分の力が足りなかったのが一番で、優勝はできなかったというところかな」

――10月にはジュニアタッグリーグを控えるが?

▼青木「次のタッグリーグはもちろんだけど、鼓太郎に言いたい。王道が終わって1個やらなきゃいけないことがあるだろ? 王道トーナメントの1回戦で俺は鼓太郎に勝ってる。俺は別に王道トーナメントにタイトルは必要ないと言ってたつもりだけど、鼓太郎が世界ジュニア王者として出るみたいなことを会見で言ってるのを聞いて、何言ってんだこいつと思った。その王者として出てベルトも巻いてきて、俺に負けたことを本人はどう思ってるのか? そこを聞きたいね」

――事実上の世界ジュニア挑戦要求?

▼青木「もちろん世界ジュニアに挑戦させろというのは一般的ではあるんだけど、勝ったのは俺だから、鼓太郎からの発言が一番。チャンピオンとしてどうしたいのかちゃんと言ってこい。俺が挑戦させてくださいじゃない。お前の口からしっかり『世界ジュニアのタイトルマッチでもう一度俺と戦え』と言ってくるのが俺は筋かなと思う。チャンピオンから挑戦してこいというのは俺は違うと思う」

――チャンピオンには盛り上げる責任があると?

▼青木「そう。そういう責任があるんだから、もし自分でこれはと思うところがあれば、別にチャンピオンが発言したっていいじゃない。俺はチャンピオンだからってふんぞり返っているようにしかみえない。ふんぞり返っていたいんだったら負けるな。結果的に世界ジュニアもアジアタッグもチャンピオンがベルトを盛り上げているっていう印象を俺は全く受けない。だからそれは俺が打破する。あいつらが動かないんだったら俺がやっぱり動く。なぜかって言ったら鼓太郎に獲られたのは俺だし、アジアに今まで届かなかった、それから目を配ってなかったという俺の責任でもあるから」

プロ格 情報局