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10/5【NOAH】「全王座奪回が本当のゴール」 鈴木軍との再戦も受けて立つ Jr.タッグ奪回の小峠&原田が一夜明け会見(写真あり)

 前夜(4日)の名古屋大会でエル・デスペラード&TAKAみちのく組を破り、鈴木軍からの“王座奪回第1号"を成し遂げた新GHCジュニアタッグ王者の“桃の青春タッグ"小峠篤司&原田大輔組が5日、都内ノア事務所で一夜明け会見に臨んだ。

 暗闇に光明となった奪還劇から一夜。ノアファンが半年あまりに渡って待ち続けた待望の“反撃星"だっただけに、両雄のもとにもSNS等を通じて多くの喜びの声が届けられたという。

 「今まで『おめでとう』と言われることはあっても、『ありがとう』と言われることはあまり無かった。本当にファンの皆さんも一緒に走っていてくれたんだな、と思いましたし、同時に大事にしていかないといけないと思いましたね」(小峠)

 「こうしてどん底になってもプロレスリング・ノアを応援してくれる人たちのためにも勝ちたかった。『おめでとう』とか『ありがとう』っていう言葉はやっぱり多かったですけど、一方で『長かった』という声もあって。それは自分たちが反省すべき点。これからひとり一人、喜んでもらえる方を増やしていけるような結果と内容を残して恩返ししていきたい」(原田)とそれぞれ語った。

 とはいえ、依然として3本のベルトは鈴木軍の手の中にある。ジュニアタッグ奪回も反撃の一矢に過ぎず、続くグローバル・リーグ戦で鈴木軍選手が優勝してしまえば“団体解散"という危機的状況に変わりはない。

 小峠は「全体的には鈴木軍からタイトルを一つ獲り返しただけの状態ですので、すべてのタイトルが我々の手に戻ってきた時が本当のゴール。次の防衛戦がどうなるかは分からない状態ですけど、すべてを獲り戻すその時まで僕らも防衛し続けないといけない」と兜の緒を締め直し、原田も「ジュニアタッグを獲り返して良い流れを作れたと思っているので、次から始まるグローバル・リーグも出来る限りのことはサポートして、みんなでノアを復活させたい」と強調した。

 前王者のデスペラードは王座戦中に首を負傷。この日欠場が発表されたものの、原田は「1回僕らが獲り返しただけで、すんなり引き下がるとは思えないですし、首負傷でどれくらい(復帰まで)時間かかるか分かりませんけど、あいつらが『もう一回やらせろ!』と言うなら自分たちは再戦をいくらでも受けるつもり」と再戦も視野に。小峠も「そうなるとリスクを背負うことになるんでしょうけど、来るんであれば“勝ち逃げ"みたいなことはしたくない」と受けて立つ構えをみせた。

 ともあれ“桃の青春"としては、大阪プロレス時代に2度挑戦して手が届かなかったGHCジュニアタッグ王座を3度目の正直で手に入れた形。「いろいろあって、こうして二人でこのベルトを獲れたっていうのは、プロレス人生のなかでも嬉しいですし、ここからが“ノアの桃の青春"としてのスタートかな、というのは感じます。来年には鈴木軍も排除して、全国を回りながらノアの戦いで防衛戦がしたい気持ちもある。この前のジュニアタッグリーグ戦では拳王&大原組に負けてますし、そことも決着をつけたい気持ちはあります」と原田。築きたい未来のためにも、まずは“全王座奪回"までジュニアタッグを守り抜く。

※会見における小峠、原田の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

 

プロ格 情報局