10/6【全日本】取材における秋山の詳細コメント(写真あり)
6日、神奈川・横浜市の全日本道場で取材を受けた秋山準の詳細コメントは以下の通り。
【秋山の話】
――10・4羽村大会で全日本を退団した潮崎と対戦したが、どんな思いで戦った?
▼秋山「彼のデビュー戦も俺がやってるんで、デビューから団体を去るところまで(苦笑)できたかなと思ってますね。とりあえずあの試合ではあいつに俺はこうだよということを試合の中でも伝えたし、、あとはリズム、こういうとこはこうなんだよというところも伝えられたと思うしね。最後に俺と金丸というのを伝えられたんじゃないかなと思いますね」
――潮崎の気持ちも伝わってきた?
▼秋山「ちょっと落ち込んだ時もあったし、王道トーナメントの前とか世界タッグの前とかは彼もそんな感じでしたけど、本人の方向が定まったということで、あいつも吹っ切れた感じで思いきり来てたんで、その調子で自分の信じる道を歩んでもらいたいですね」
――潮崎と握手したあと胸をポンと叩いていたが、どんな思いがこめられていた?
▼秋山「しっかり頑張れというとこだけですね。実際問題、もちろん潮崎という戦力が一人失われて、どうかなと思ったこともあるけど、そこに入る人間もこれから出てくるだろうし、若い選手たちも最近は野村にしろ青柳にしろよくなってきてるし、前にいこう、上にいこうというのが感じられるし、また新しい何かが生まれてくると思う。この間の羽村も全日本いけるだろうと改めて思いましたね」
――今後に向けて不安はないと?
▼秋山「今はないですね」
――11・1弘前大会では王道トーナメント覇者として三冠王者・曙との頂上対決を控えるが?
▼秋山「そこは僕も王道トーナメント覇者として自信をもって対等の立場で前に立ちたいね。今、年もだいぶいきましたけど、俺がやらなきゃ誰がやるぐらい思ってるんで、三冠獲って全てにおいて…発言力も全てトップに、選手としてもトップに君臨したいなと思ってます。社長になったから一歩引いたとこもあったんで、これからどんどん前に出て、諏訪魔も派閥だ派閥だと、俺と戦いたいみたいなんで、あいつと戦うには俺も気持ち込めてやらないといけないし、三冠ベルトも必要になってくると思うんでね。11月1日のタイトルマッチ、必ず獲って諏訪魔よりも一歩も二歩も前に出たいと思います」
――俺が全日本のトップになることが全日本のためになると?
▼秋山「それが一番ですね。もちろん自分の気持ちもあるけど、全日本というのが一番で、全日本のために秋山準は必要だろうと。社長命令です。だいたい社長の言うこと諏訪魔は聞かないからね(苦笑)」
――曙とは王道トーナメント決勝戦に続く一騎打ちとなるが、一日2試合となった前回とは違って1試合のみの状況となるが?
▼秋山「この間は2試合というのがあって俺もそうだけど、横綱も石川選手という初めての選手相手で不安もあっただろうし、戦前からあまりいい話をしてなかったし。三冠になると一発勝負。横綱も違う気持ちで来るだろうし、そこは俺も侮らないように前に立ちたいと思ってます。でも僕は負けるとか全く思ってないんで、勝つことしかイメージにないんで。必ずベルトを獲りたいと思ってるし、久しぶりに3本のベルトも巻きたいなと。もちろん一本のベルトを巻いたことないんで、巻きたい気持ちはあるけどね。じゃあ4本になるということですね」
――秋山選手が三冠王者になったら3本のベルトを復活させると?
▼秋山「復活させたいですね。負けちゃったらしょうがないけど。短いとはいえ今のベルトも歴史が詰まってるし、大切なものでもあるけど、僕にとっては三冠といったら3本のベルト。今4本をどう持とうか考えてる。イメージすること大事だから。全日本のこともそうだけど、状況がよくなくてもいいイメージは頭の中でしてるし、潮崎のこともそうだけど、一人去っていくのは寂しいけど、そこに代わる人間は現れると思うし、明るい兆しもある。僕だけじゃなく全日本が上にいくとみんなが思えば叶うと思う。プロレスだけじゃなくいろんなことにおいて思いは必ず叶うと思うし、その思いをみんなで共有して、選手だけじゃなく社員もそう。苦しくても上をみて上昇すると思ってやっていきたいと思うし、三冠にしてもいいイメージ、勝った時のイメージしかない。自分がチャンピオンになってベルトをどう巻いてるか考えるのも大事だと思うし、そういう思いを大切にしたい。僕は弘前武道館のリングでベルト掲げてる姿しか見えてないですよ」
――今までのレスラー人生でも常に前向きだったと?
▼秋山「もちろん人間だからガッカリすることはあるけど、立ち直りが早い。いけると思ったらいけたし、救いの手じゃないけど、そういうものもあったし。ただ思いというのは大切。思ってないとチャンスは来ないだろうし、チャンスをつかむのは一瞬。その一瞬のチャンスをつかみたいと思うし、そういうのはみんなにも思ってもらいたい」
