プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/16【全日本】鼓太郎が11月30日付で退団、世界ジュニア王座は返上、Xceedは発展的解消(写真あり)

 鈴木鼓太郎が16日、神奈川・横浜市の全日本事務所で秋山準社長同席のもと会見し、月日付で全日本を退団すると発表した。鼓太郎は7月末に1年契約を結んだものの、「今まで2度の契約変更がありました。1年の契約後、契約変更になるのはプロの価値観として納得いかない」と退団を決意。保持していた世界ジュニアヘビー級王座は返上し、宮原健斗、中島洋平と結成していたXceedは発展的解消となった。12月からフリーとなるものの、12・6大阪大会までは参戦する。

 今年になって離脱者が続出する激震に見舞われている全日本。KENSO、潮崎豪、曙に続く4人目となる退団選手を出すことになってしまった。現世界ジュニアヘビー級王者の鼓太郎だ。2013年から秋山率いるバーニングの一員として全日本に参戦した鼓太郎は、同年7月に入団。青木篤志と組んでアジアタッグ王座を奪取し、今年3月には世界ジュニア王座を初戴冠。2014年、2015年とJr. BATTLE OF GLORYを連覇するなど、全日ジュニアのトップレスラーとして活躍してきたが、2年4ヶ月間在籍した全日本を去ることになった。

 秋山社長同席のもと、発表会見に臨んだ鼓太郎は「7月の末に1年の契約を結びました。今まで2度の契約変更がありました。1年の契約後、契約変更になるのはプロの価値観として納得いかない」と説明。条件面が退団する一番の理由となった。宮原、中島と話し合い、Xceedは発展的解消とする結論に至り、保持していた世界ジュニア王座は返上することになった。

 気になるのは今後だが、鼓太郎は「全く白紙の状態です。申し訳ないですが、今は何も答えることができません」とした。一方で「僕はジュニアなので、今の環境で当たれなかった選手とかもいると思うので、そういう意味では視野を広げていきたい」との希望を口に。12月からフリーとなるが、すでに参戦が決まっていた12・1名古屋から12・6大阪大会までの5大会には予定通り出場する。

 今年になって4人目となる退団者を出してしまった秋山社長は「非常に残念ですけど、彼が決めたことなので、それは尊重してあげたい」と沈痛な表情で話した。「そういう状況を招いてしまったのは全部、僕の責任」と重く受け止める一方で、逆風にさらされた厳しい現状にあっても「まだ一緒に頑張ってくれる、もう一度頑張ってやってくれるという選手もいますし、僕は今の状況でも前を向いていくしかない」と必死に前を向いていた。

プロ格 情報局