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11/19【全日本】16年の絆で相思相愛 西村&KENSOが玄米パワーで最強タッグへ(写真あり)

 『2015世界最強タッグ決定リーグ戦』(23日開幕)に出場する西村修&KENSOが19日、東京・文京区役所で会見。新日本時代から続く16年の絆を強調した二人は、文京区議会議員・西村が推進する食育の一環として玄米食で暮れの祭典に臨む構えをみせた。(写真=二人は区役所内にある図書室で分厚い書物に目を通しながら作戦会議)

 個性派が集う今年の最強タッグにあって、中でも異質と言えるのが西村&KENSOのベテランタッグだ。二人が出会ったのはKENSOが新日本に入門した99年のこと。所属する団体が変わっても二人の絆は不変で、気づけば16年の信頼関係が続いてきた。その間、二人はアメリカ・フロリダ、カナダ・カルガリーと海外でも同じ時を過ごしたこともある。「言いたいこと全部言い合える仲だから、いい試合になる」と西村が確信するように、チームワークの面で何ら不安はない。「光と影で言ったら私は影、動と静でいったら私は静の方でしょう。プラスとマイナスでバランスはいいんじゃないかと本当に思ってますよ」(西村)、「世界規模で先輩として慕っております。その先輩と歴史と伝統のある世界最強タッグに出れるというのはまず心象としてうれしい」(KENSO)と完全に相思相愛だ。

 最強タッグにおいて最大の武器となるのはやはり豊富な経験。西村はクラシカルなプロレスの原点を追求し続け、KENSOはアメリカWWE、メキシコAAAと海外のメジャーマットで活躍した過去がある。「現代プロレスは全部同じ試合。いかに違うことをやるかをモットーに、我々にしか出せない作戦を出したい」と西村が言えば、「プロモーター相手の仕事じゃないですか海外は。一回呼んでもらったとしたら何かしら爪あとを残したり、いい仕事をしない限りは次は呼ばれなかった」と振り返ったKENSOは「今回、全日本プロレスいろいろささやかれてる中で毎回、会場に初めて来てくれたお客さんが満足してくれるのが一番の目標」と海外マットでテーマを設定した。

 西村が文京区議会議員として掲げる政策は食育。食生活の重要さを訴えている。1982年に当時の西武ライオンズの広岡達朗監督が就任1年目で優勝した原動力が玄米、菜食などの食事改善にあったことを例に出し、「肉だ、牛乳だ、プロテインだという現代のレスラーの食生活じゃなく穀物パワー。明治時代、江戸時代、元禄時代の日本人の伝統食。11月23日から12月6日まで全て玄米食でいこうと思ってますよ」と宣言。KENSOも「11月23日から玄米を食べようと思います。それで体を変化。ミネラルをたくさん摂って試合に臨もうと思います」と合意した。

 KENSOの決め台詞である「ビチッと!」の由来が実は西村の酒席における発言にあったことも判明。固い絆で結ばれた二人が暮れの祭典を玄米パワーで戦い抜く。

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