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12/8【全日本】12・15後楽園での本格始動へ宮原「新しい概念を入れ込んでいく」、リー「健斗さんの下につくつもりない」(写真あり)

 12・6大阪大会で共闘を宣言した宮原健斗、ジェイク・リーが8日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。同い年のリーとの共闘に合意した宮原は「とにかく全日本プロレスっていうネームバリューに頼りたくない。新しい概念をどんどん入れ込んでいく」と改めて全日本に“新しい道"を作ると宣誓。「健斗さんの下につくとか、そういうつもりもない」と言い切るリーはこれから始まる若手闘争を「大歓迎」し、若手からの脱却を見据えた。

 12・6大阪大会で宮原は諏訪魔と組んで『2015世界最強タッグ決定リーグ戦』に優勝。その直後、諏訪魔にジャーマンに投げられ、Evolutionから集団暴行を受けた。そんな宮原を救出したのがリー。同い年の二人が共闘に合意し、宮原は「新しい道を作る!」と誓った。

 この日は二人揃って会見に登場。宮原は「全日本プロレスという団体は凄く偉大な人たちがいて、凄く偉大な歴史があるけど、俺はそれに甘えるつもりはない」と言い切り、「大事なのはこれからなんでね。それを俺らの世代で作っていくと。そういう意味でも新しい道、それを俺らで作っていく」と改めて誓った。

 「全日本にいる人たちってプロレス界全体が盛り上がってる時代の人たちが多い。年のいってる人も多いし。でも俺らの時代っていうのは盛り上げる時代」。そう考えている宮原は王道の意味合いを「その時代時代の中で道があって、それをひっくるめて王道といわれてると思う」と解釈。だからこそ“新しい道"を作ると決意した。それはもちろん今までの全日本になかった新風景で、「試合だけじゃなく、会場全体に新しい概念をどんどん入れ込んでいく」つもりだ。

 そこで宮原はキーワードとして「今風」という言葉を連発した。自身とリーを「平成生まれで、自分でいうのおかしいけど、二人ともわりかし今風な顔してるんでね」と自己評価し、「新聞でもテレビでもラジオでも、とにかく何でも人の目に引っかかることをどんどんやっていきたい」とリング外のプロモーション活動にも前向き。その裏には「全日本を応援してよかった、全日本プロレスを応援してるんだぜって誇りをもっともっと持っていただきたい」とファンの期待に応えたい思いも強い。新しい道の第一歩となるのがリーとのタッグ始動となる12・15後楽園大会。「新しい道へのスタート」と定めた宮原は「新しい道の第一歩の雰囲気を味わってもらいたい」と呼びかけた。

 一方、リーも若手からの脱却を視野に燃えている。「僕は僕でこうやっていくんだという思いがありますし。あとはそれをどう体現していくか」と自身の主張をリング上で表現するつもりのリーは、宮原と共闘するとはいえ、「健斗さんの下につくとか、そういうつもりもないし、チャンスが舞い込んでるんで、それをものにするだけ」とキッパリ。これから始まる若手間の出世争いを「大歓迎」し、「外で全日本プロレスどうなるんだとか、そんなこと言ってますけど、そんなことも蹴り飛ばしてやろうかなと」と暗い話題を吹き飛ばすような活躍を見据えた。

 まずは12・15後楽園大会。ともに26歳と若い宮原とリーが歴史と伝統ある全日本のリングに“新しい道"を作り上げていく戦いがこれから始まる。

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