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12/8【全日本】会見における宮原、リーの詳細コメント(後編/写真あり)

※前編から続き

――諏訪魔は倒すべき存在の一人?

▼宮原「奴とは存在自体、僕の中で変わらないし、組んでる時もああいう形で仲間割れじゃないけど、アクションがあっただけで彼に対する思いは変わらない。ただ、そこだけを見てるわけじゃないんで。とにかく新しい概念をもっと入れ込んで。試合だけじゃなく、会場全体に新しい概念をどんどん入れ込んで、とにかく全日本プロレスっていうネームバリューに頼りたくないんですよ。どんどん新しい、今も全日本プロレスを応援してくれる人への恩返しは、見てる人を増やして、俺らは全日本プロレスのファンなんだっていうのが恩返しなんでね。そういう誇りを高く持てるレスラーがいっぱい増えれば、自ずと道は広くなってくると思う。ただ、全日本プロレスというプライドは捨てちゃいけないですけどね」

――大阪大会から2日経って諏訪魔への感情に変わりは?

▼宮原「変わりっていうか、わかったことはやっぱり奴のことが大嫌いだなと。あのやり口なんか僕からしたらちょっと古いなと思いますよ。プロレスに対する考え方とかが違うのかなと。人それぞれですからね。ただ変ないがみ合いとかそんなのはないですよ。ただレスラーとして負けたくないという意外とシンプルで」

――どのへんが今風?

▼宮原「髪色がちょっと。どうですか。あと顔立ちとか。そういうことですよ。あと二人とも結構、身長が高くて、意外とすらっとしてるっていう」

――プロレス女子も意識する?

▼宮原「別にプロレス女子だけに言ってるんじゃなくて、例えば街中で宮原健斗とジェイク・リーが歩いてたら大きいな、何してるんだろうって思うじゃないですか。それでいいんですよ。そういうプロモーションもこれから必要です。まぁ今風ですよ」

――芸能人に例えると?

▼宮原「顔ですか? トータルバランス? 今風? 難しいですね。とにかく今風ですよ。誰にも当てはまらない今風。プロレス界の今風。僕が言いたいのはリング外でのプロモーションもこれからガンガンやらないとってことですね。広げていきたいと」

――プロモーションで具体的に?

▼宮原「考えることはこれからですけど、とにかくいろんな場所に出ていきたいですね。新聞でもテレビでもラジオでも、とにかく何でも人の目に引っかかることをどんどんやっていきたいですね。それも今、全日本を応援してくれる人たちへの恩返しというか、全日本を応援してよかった、全日本プロレスを応援してるんだぜって誇りをもっともっと持っていただきたいんで。そういう部分でも僕たちが新しい道での先頭に立って作っていきたいというのがありますね」

――例年は最強タッグ優勝チームが世界タッグを視野に入れるが?

▼宮原「ああいう感じになっちゃってるから、僕も彼とは組むつもりないですからね。あんなことされて、これで組むって言ったら僕も相当お人よしにみられちゃうんで。それは僕のルールに反することなんで。今ここで二人で世界タッグといったところで、まだまだ実績がこのチームにはないんでね。15日から実績作りへのスタートだと思ってるんで。12月15日から新しい道へのスタートって感じですかね。世界タッグは自ずといきたいですけどね」

――新しい概念の具体的に描いていることは?

▼宮原「僕の中で昔から全日本プロレスをみていて、何か目に見えない全日本プロレスらしさみたいなものが選手の足を引っ張ってた部分があったと思うんですね。そういうものって誰を気にして守ってたのかわからなかったけど、僕が出した答えはもしかして、それはないんじゃないのかなと。全日本プロレスって王道っていわれてるけど、僕が思うに、その時代時代の中で道があって、それをひっくるめて王道といわれてると思うんですけど、たぶん、その道を歩いてる時って、その選手は王道という言葉はそんな気にしてなかったと思う。だから新しい道というのはそういう意味を込めて言いました」

――若手4人が別のポジションになったことで戦う図式になったが?

▼リー「大歓迎ですよ。大歓迎です。馴れ合いじゃないんで。僕らは戦いを見せる仕事なんで。逆にちょうどよかったんじゃないですかね。各々が考え方をしっかりもって違う道を選んで。どういう結末になるかはわからないですけど、野村さん、青柳さん、佐藤…もう野村選手、青柳選手、佐藤選手。この3人と戦えるのも楽しみですし、健斗さんと二人でやっていくのも楽しみですし」

――若手を脱却するチャンスになりそうだが?

▼リー「そうなると思います。たぶん野村選手、青柳選手、佐藤選手、僕も含めて、若手という概念を特に持っていないと思うんですよ。僕は僕でこうやっていくんだという思いがありますし。あとはそれをどう体現していくかですよね。もう若手じゃないんだとお客さんに伝えないといけないので。やることは自信つけるために練習して、練習して、練習して。それしかないですね」

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