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1/12【全日本】諏訪魔が右アキレス腱完全断裂で長期欠場へ 三冠王座は返上(写真あり)

 秋山準社長が12日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見し、諏訪魔が右アキレス腱完全断裂のため手術を受けると発表。長期欠場が予想される諏訪魔は三冠ヘビー級王座返上も余儀なくされた。

 2016年オープニング興行となった1・2後楽園大会で諏訪魔は秋山を破って5度目の三冠王座戴冠を果たした。が、その試合中に右足を負傷。その後も大日本1・2後楽園、1・3後楽園、1・9伊那と試合出場を続けてきたが、2日前の1・10十三大会終了後に精密検査を受けた結果、右アキレス腱完全断裂と診断された。

 秋山社長によると、諏訪魔はこの日、入院。近日中にも手術を受ける予定という。全治は6ヶ月の見込みで長期欠場の可能性が濃厚のため、三冠ベルトは防衛戦を一度も行わないまま無念の返上を余儀なくされた。これに伴い、2・12後楽園大会で予定されていた宮原健斗との初防衛戦も消滅。宮原とゼウスの間で新王者決定戦が行われることになった。また、出場が決まっていた大日本1・24後楽園大会も欠場となる。

 全日本の大黒柱といえる諏訪魔の欠場は全日本にとって大幅な戦力ダウンとなる。秋山社長も沈痛な表情で会見に臨んだが、「彼がしっかり治して帰ってこれるまでみんなで全日本プロレスを盛り上げていきたい」と前向きに誓っていた。

【会見における秋山社長】
▼秋山「諏訪魔選手は1月2日、後楽園大会で行われた三冠ヘビー級選手権試合にて右足首に違和感を覚え、1月10日、十三大会終了後に精密検査を行った結果、右アキレス腱完全断裂と診断され、手術することになりました。しばらくの間、欠場いたします。それに伴い、諏訪魔選手が保持していた三冠ヘビー級王座をやむを得ず返上いたします。復帰に関してはわかり次第、随時お知らせします。諏訪魔選手の試合を楽しみにされていたファンの皆さんにお詫び申し上げるとともに、ご理解賜ります」

――諏訪魔選手の欠場について?

▼秋山「手術しないとダメだと思うので。三冠が2日だったので、違和感を覚えてっていうけど、ブラブラの状態でよくシリーズを乗り切ってくれたと思います。そこは三冠チャンピオンとしてしっかり責任を果たしてくれたんだと思います。Evolutionというくくりでやってますけど、諏訪魔選手に関してはみんなでいない間は大きい穴ですけど、埋めていかないといけないと思うんで。彼がゆっくりといってもアレですけど、しっかり治して帰ってこれるまでみんなで全日本プロレスを盛り上げていきたいなと思ってます」

――三冠ベルト返上は本人からの申し出で?

▼秋山「ケガがケガだけにカバーできるようなケガじゃないんでね。やむをえないでしょうね。本人は体張っていくと言った矢先なんで、すぐには返上したくなかったでしょうけど、それは返上せざるを得ない状況なので。普通の人だったら足がブラーンとして動けなかったと思うんですよ。だから、よく3つリングに立ったなと思います」

――諏訪魔に何か言葉をかけた?

▼秋山「しっかり手術してちゃんとしっかり治すようにということだけですよ」

――復帰の見通しは?

▼秋山「半年とは言われたみたいですけどね」

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