プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/30【NOAH】杉浦無言で調印式ブチ壊し、潮崎メッタ斬りの鈴木は一触即発 1・31横浜公開調印式&会見(写真あり)

 あす(31日)に迫った1・31横浜文体大会に向けた公開調印式および公開会見が30日、横浜市内の『三井アウトレットパーク横浜ベイサイド』で開かれた。終始無言を貫いたGHCヘビー挑戦者・杉浦貴が鈴木軍の面々と調印式を“ブチ壊し"にしたほか、鈴木みのるは一騎打ちを控える潮崎豪をメッタ斬りに。パイプイスを手にして一触即発となった。

 氷雨が注ぎ、冷たい浜風が吹く気温3度の屋外会場で開かれた4大GHC戦公開調印式&公開会見。メインで丸藤正道の持つGHCヘビー級王座に挑戦する杉浦は、直前でも仏頂面で“無言"を貫いた。鈴木軍ジャージを着こみ、ポケットに両手を突っ込んで現れると、調印書にこそサインしたものの、何を聞かれても沈黙。そこへ鈴木みのるら鈴木軍の面々も押し寄せ、すかさず中嶋勝彦、モハメド ヨネらノア軍も現れて両軍にらみ合いに発展した。

 杉浦も机を蹴り飛ばして立ち上がると、迫ってきた丸藤のベルトを引っ張って無言のアピール。ニヤつきながらマイクを握った鈴木は「おい、丸藤。プロレスリング・ノア。そして横浜! お前たちに教えておいてやる。俺たちスズキグン…! イチバーン!!」を決めて、杉浦らとともに嵐のように去っていった。

 直前公開調印式をブチ壊された丸藤は「明日、必ず俺たちが勝って、あの裏切り者・杉浦。アイツの行動がすべて間違いだったと証明します。俺たち、ここにいる全員が必ず勝ちます」と公約して、どうにかその場をおさめた。

 公開会見に臨んだ鈴木は潮崎を改めてメッタ斬りに。「ずっとタッグで当たってきましたけど、この男を倒したいと思う気持ちが強くなりました。明日は自分のノアでの未来をつかむために、必ずこの男を倒します」という潮崎を一笑に付すと、「一生懸命頑張りまーす。ノアでの未来を……はい、勝手にやっててくださ〜い(笑) お前みたいな下っ端は、一生俺の掌(てのひら)のうえで踊ってればいいんだ」「他になんか気のきいたセリフねえのかよ! だからお前は一生、上にあがってこられねえんだよ。だから、つまんねーレスラーなんだよ」と切り捨てた。

 潮崎も「明日、リング上の戦いですべて答えを出す」意思を示して多くを語らなかったが、鈴木は「“大昔のノアのプロレス"の姿だよな。15年前。ここ(ノア)を創ってきた人間がやってきた方法だ。そんなものはもう通用しねえんだよ。キミみたいな劣等生、俺たちの戦いの中には入れない。それをよ〜く教えてやるから」と宣告。「なんなら今やる? 別に俺、ここでもいいんだぜ?」とパイプイスを手にして立ち上がり、潮崎も立ち上がって一触即発となった。

 GHCタッグ王座戦に向けては、王者の“K.E.S."ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組、挑戦者の中嶋&ヨネ組が調印書にサイン。前哨戦ではノンタイトル戦ながら中嶋&ヨネ組が勝利をおさめ、前夜の最終前哨戦でも中嶋がスミスJr.を直接粉砕してみせたが、「それはベリー、ベリーラッキーな出来事だっただけだ。何の参考にもならない。明日、ナカジマもヨネも俺たちの前にひれ伏し、死ぬ」(アーチャー)、「明日もこれまでと同じだ。ヤツらはキラーボムで沈むんだ。今日の天気のように、恐怖で凍りつくことになる」(スミスJr.)とK.E.S.は揃って意に介さず。とはいえ中嶋も「最初は正直不安でしたが、ひとつだけ気持ちが変わった。『行ける!』ってことです。明日は必ず俺たちがGHCのベルトを獲って、みんなと一緒に最後は両手を挙げたいと思います」と手ごたえを強調しながら寒空のもと集まったノアファンに約束した。

 4大王座戦で唯一の“ノア対決"となるGHCジュニア王座戦に向けては、王者・石森太二と挑戦者・拳王が登場。「今、石森がチャンピオンでノアのジュニアはまったく面白くない。新たな明るい光で照らす男は俺。2年くらい前からノアに継続参戦するようになって『このベルトは俺のモノ』だと思ってきた。2年越しで、そのベルトが俺の腰に巻かれる。すごい明日は楽しみな日」と語った拳王に対して、石森は「面白いか、面白くないかは観にきてくれるファンの皆さんが決めること。コイツが決めることではないんで、明日の試合でそれを分からせてやりたいと思います」と言い切ってみせた。

 GHCジュニアタッグ王座戦の公開調印式では、王座奪取を既定路線とする挑戦者のタイチ、TAKAみちのく組が、勝手に“初防衛戦"を組んだTAKAタイチ興行3・17新宿大会を宣伝。前夜の後楽園大会で強奪したベルトは持参せず、王者の“桃の青春タッグ"原田大輔&小峠篤司組をおちょくりながら、TAKAタイチ興行のチラシをばらまいた。怒りをあらわにした原田は「明日は必ず倒します。ベルトを“獲り返し"ます。そして3月17日、こいつらのフザけた自己満足の興行。そこでは絶対にベルトを懸けない」と宣言した。

 ともあれ、これで横浜決戦まで待ったなし。方舟の2016年を占う年初ビッグマッチのゴングが間もなく鳴る。

※公開調印式&会見における詳細コメントおよびフォトギャラリーは下記「関連リンク」からご覧になれます

プロ格 情報局