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4/12【新日本】オカダ、真壁らの熱戦に学生たちが熱狂、棚橋もエール 聖地・後楽園で異例の『新卒会社説明会』開催

 新日本は12日、東京・水道橋の後楽園ホールで『2017年度3月採用 新卒会社説明会』を行った。通常の興行同様リングを設置し、集まった474人の学生たちを前に2試合を披露する異例の会社説明会となった。

 新日本では2017年卒業の学生、既卒3年以内を対象とした新卒採用を実施。この日、聖地・後楽園ホールを貸し切って異例の会社説明会が行われた。

 会場には興行時と同様にリングを設置。会社説明とともに、「KUSHIDA&ジェイ・ホワイトvs田口隆祐&デビッド・フィンレー」、「柴田勝頼&真壁刀義&本間朋晃&獣神サンダー・ライガーvsオカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀&外道」の2試合が行われた。

 この日、会場には学生向け就職情報サイト「マイナビ2016」を通じて応募した474人の学生たちが集まった。あいさつに立った原田克彦執行役員社長は「本日は皆様に当社のことをより深く理解して頂くためにも、選手や社員が普段、汗を流して仕事をしている、ここ後楽園ホールで特別に会社説明会を開催することといたしました」と経緯を説明。「これをご覧になって、皆さんも今日からプロレスの大ファンになっていただき、今後も当社を応援してもらえるよう、よろしくお願いいたします。そして何より、来年の今頃には、ここにいる皆さんのどなたかが当社社員の一員となって、一緒に机を並べて仕事ができることをぜひとも心待ちにしております」と呼びかけた。

 続いて西澤道昭取締役管理部長が会社概要、業務内容、福利厚生、採用スケジュールなどを説明。さらに棚橋弘至も来場し、「これから皆さん、就職活動が続いていくかと思いますが、もし僕が企業の人事部長だったら、どんな人材がほしいか。ズバリ疲れない人材」と自らの名言を持ち出して話すと、「疲れたことがないわけないんですけど、僕はそれぐらいの気持ちで生きていくんですっていう自分の生き方を表した言葉なんで、今後の就職活動に活かしていただけたら」と学生たちにエールを送った。

 それまでは静聴していた学生たちだったが、試合になると普段の興行のような盛り上がりをみせた。阿部誠リングアナウンサーがプロレス観戦経験の有無を問うと、大半が拍手していたように、大方がプロレスファンだったようで、選手の入場には手拍子が起き、各選手たちに拍手や歓声、時にはブーイングが飛んだ。

 約1時間半の会社説明会はこれにて終了。取材に応じた原田社長は「凄い盛り上がりがあって、若い人にプロレスが認知されていることが心強い」と振り返った。これほど大掛かりな会社説明会は44年の新日本の歴史で初めてのことで、原田社長は「ここにきて業績も上向きですし、いい人材を採るには公の場でやるのが一番」と理由を説明。「プロレスをビジネスとして捉えて真剣に取り組んでしっかりと仕事をしていける人材ですね。仕事をしていくうちに問題や課題が生まれてくるでしょうから、それを能動的に対応できる人材がほしいですね」と有能な人材を求め、「今まで経験したことのないこと、新しいことをどんどん取り入れて、世間にアピールしていきたい」と新日本をさらに発展させていく意向を示していた。

『2017年度3月採用 新卒会社説明会』
東京・後楽園ホール
[参加学生]474人

◇第1試合◇
▼20分1本
ジェイ・ホワイト
○KUSHIDA
(7分54秒)
×デビッド・フィンレー
田口隆祐
※ムーンサルトプレス→片エビ固め

◇第2試合◇
▼30分1本
獣神サンダー・ライガー
本間朋晃
柴田勝頼
○真壁刀義
(11分24秒)
×外道
後藤洋央紀
石井智宏
オカダ・カズチカ
※キングコングニードロップ→体固め

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