4/30【WRESTLE-1】5・4後楽園でW-1王座V3戦、挑戦者・KAIは「強い弱いは置いといてオモロイ」 W-1提供・火野インタビュー
5・4後楽園大会でKAIとのWRESTLE-1チャンピオンシップ3度目の防衛戦を控える第7代王者・火野裕士。自由奔放すぎる挑戦者を「強い、弱いは置いといてオモロイ」と評した火野は、「いつも楽しみだけど、違った意味で楽しみな相手になる」とこれまでにないタイトルマッチを描いている。W-1提供の火野インタビューは以下の通り。
【火野インタビュー】
――5・4後楽園大会での挑戦者がKAI選手に決まりましたが、改めて今のKAI選手についてはどう感じていますか?
▼火野「変わってるね。何年前かな? 2年前かな? あの時やったKAIクンとは違う。全く違う感じのKAIクン。あの時はね、こいつは頑張ってはいるけど弱い子だなぁと思っていたけど今回は強い、弱いは置いといてオモロイなと。ああいうキャラクターは嫌いじゃない」
――火野選手には魅力的に映っているということ?
▼火野「WRESTLE-1で何度かシングルのタイトルマッチをやってきたけど、また違った形で面白いんじゃないかな」
――今のKAI選手のようなレスラーとは戦った経験はある?
▼火野「ああいうタイプのプロレスラーは…ああいうタイプのプロレスラー…? まぁ変わったタイプのプロレスラーは何度かあるとは思うけど、ああいうタイプ…まぁ本当に自由な感じの、自由というか…なんだろ? 何なのあれ? あんなファンタジーな感じの人は…まぁ初めてなのかな?(苦笑) ちょっとよくわからない」
――もしかしたら今まで防衛戦を行ってきた中で一番の強敵になる可能性もあるということ?
▼火野「強敵になるかどうかはわかんないけど、違う感じのタイプなんで。WRESTLE-1では初めてのタイプ。強敵になるとは思わないかな。でもあのキャラクターを生かしてくれたらいいと思うし、あのキャラクターを100%付き合う気はないけど、ちょっとくらい付き合ってやろうとも思っているし。まぁそこでコロッといかれないように気を付けていないとね」
――今のKAI選手のあのキャラクターとタイトルマッチを戦うということについては?
▼火野「まぁでもちゃんと挑戦者決定戦というものをやったんでしょ? どんな勝ち方かは知らないけどKAIクンは勝ち上がってきたわけだから、ベルトに挑戦する実力はあるってことなんでしょ」
――KAI選手はしきりに“自由"と言っていますが、それについて理解は?
▼火野「できないね。できない。何が自由なのかわからないし。まぁ確かにプロレスは自由だし、それぞれのやりたいことをやったらええと思うし。確かに自由やけど、あの人はさらに自由を求めてるのかな? まぁ本人もわかんないでしょ。俺って何なのかなぁ? みたいな感じでしょ。でもまぁその道に迷っているKAIクンを見るのはお客さんも楽しいだろうしね。自分も引く部分はあるけど見ててちょっと楽しい部分もあるし」
――KAI選手はまだ迷っている、ということ?
▼火野「いやそうでしょ。俺って何なんだろってたぶん思っていると思うよ? 前に記者会見やった時もわけわかんなかったでしょ? みんなわかってなかったし。で、本人の顔見たけどたぶん本人もわかってなかったし。まぁでもこの戦いを楽しみにしている人はいっぱいいるでしょうね。やっぱりもう一人の背が高い人、河野? にKAI。会場で聞こえる声援が、どっちの方が多いか。聞いたら何となくKAIクンの方が多い気がするし、KAIクンと自分の試合を見たがるお客さんの方が多かったってことだね」
――KAI選手への一定の支持は認めるということ?
▼火野「うん。まぁ面白いと思う。迷ってるもん」
――そういった意味でもこの試合は楽しみ?
▼火野「まぁ楽しみですよ。どう自分に立ち向かってくるか」
――WRESTLE-1にきて一番楽しみな相手ともいえる?
▼火野「まぁいつも楽しみだけど、違った意味で楽しみな相手になるのかな。2年前は頑張っているけどただ弱いKAIクンやったけど今回はただ弱いだけじゃないからね。もし弱かったとしてもただ弱いだけじゃないね、今を見る限り」