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5/17【全日本】5・25世界ジュニア戦へ青木と会見 竹田が初挑戦・初戴冠に自信満々「デスマッチのリングにこのベルトを巻き込んでやろうかな」

 5・25後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・青木篤志と挑戦者・竹田誠志が17日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。初挑戦となる竹田は全日ジュニアの至宝ベルト獲りに自信満々で、「デスマッチのリングにこのベルトを巻き込んでやろうかなという気持ちもある」と戴冠後のプランも披露した。

 今年の3月から全日マットに参戦している竹田は、そのとき対戦した世界ジュニア王者・青木に魅力を感じ、その首とベルトに照準。参戦からわずか2ヶ月で全日ジュニアの至宝への初挑戦を決めた。

 デスマッチファイターとして高い評価と支持を集めている竹田だが、U-FILE CAMP出身で、総合格闘技の技術をベースとしている実力者。昨年11月にはZSTでのMMAマッチに勝利している。「決まったからには噛ませ犬にはなりたくない」と必勝を誓う竹田は「大半のファンの人がデスマッチだけのちょっと頭のおかしい奴と思ってる可能性があるんでね。そこを180度ひっくり返すような試合をして、俺には出してない引き出しがまだある」と初挑戦・初戴冠に自信満々だ。

 その引き出しの一つには当然デスマッチファイターとしての顔もある。全日マットでは得意の打撃と関節技を主体に戦っているが、「全日本プロレス、アウェーかもしれないけど、自分の世界をみせつけてやろうかな」と不敵な笑みを浮かべた竹田は「全日本じゃ凶器だったり、血とかNGだと思うんですけどね。何が起こるかわからない、ちょっと注意しとけよと。それだけは言っておきたい」とハードコア殺法の投入も辞さない構えだ。

 「そんな先のことは全く考えてない」と今は打倒・青木と世界ジュニア獲りに全神経を集中しているが、おぼろげながら戴冠後のプランも頭にある。世界ジュニアは86年7月の誕生からもうすぐ30年の歴史を重ね、名だたるレスラーが巻いてきた由緒あるベルト。「どうせ巻くなら僕にしかできないような、それこそ大日本プロレスとか、そういうデスマッチのリングにこのベルトを巻き込んでやろうかなという気持ちもある」と明かした竹田は、世界ジュニアのベルトに独自の新たな戦いを刻んでいくことを描いた。

 迎え撃つ青木は3度目の防衛戦。これまでの竹田との対戦を通じて「しっかりとしたベースを持ってる人とプロレスやった時、肌を合わせた時にやった者にしかわからない強さとかよさがある。それを感じることができた」と手応えを実感。だからこそ竹田からの挑戦を受諾した。

 相手はデスマッチファイターであり、格闘技色も持つ強敵だ。「たぶん自分の知らないスタイルでの試合はたくさんやってますし、引き出しに関しては彼の方が遥かに多い」と挑戦者を評した青木は、一方で「逆に言うと自分もプロレス、このスタイル一本でやってきてるんで、そこの引き出しの深さは自信がある」と己を貫いてジュニアの至宝ベルトを守り抜くつもり。「全日本のベルトですからPWFのルールに則ってしっかりと試合をしてもらいたい」と竹田をけん制することも忘れなかった。


☆5/25(水)東京・後楽園ホール『2016スーパーパワー・シリーズ』最終戦 18:30開始

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合
[挑戦者]
竹田誠志
(1/60)
青木篤志
[第39代王者]
※青木3度目の防衛戦

プロ格 情報局