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5/23【FMW】大仁田激励に脳腫瘍で闘病中のRayが6・21後楽園来場を決意

 脳腫瘍で闘病中のRayが6・21後楽園大会に来場する方向で調整中であることが明らかになった。

 Rayは昨年12月25日にMRI検査を受けたところ、左頭部の視床に脳腫瘍があることが判明。そのため、1月21日、腫瘍が良性か悪性かを鑑別するため、生検手術を受けた。2月上旬、医師から腫瘍が悪性で、進行具合は4段階中、「グレード3」と宣告されていた。

 あいにく、腫瘍が手術できない部位にあるため、Rayは3月中旬より、都内の病院に入院し、放射線、抗がん剤治療を受けた。ところが、水頭症を併発していることが判明し、5月6日に緊急手術を受けた。Rayは同14日に一時退院し、現在は自宅療養中だ。

 そんななか、同13日、FMW大将・大仁田厚がRayを見舞った。「Rayは飛ぶ姿もきれいだし、もう1回リングに立って、はばたく姿を純粋に見てみたい。ファンのみんなも待ってると思う。時間はかかると思うけど、病気を克服して、リングに戻ってきてほしい」と激励し、「そのときこそ、『病気に勝ったんだ!』と拳を上げるときだと思う。体調がいいときは会場にも顔を出してくれれば…」と話した。

 FMWでは大仁田の発案でRayを支援すべく、8月7日に都内の会場で『Ray AID』を開催する予定だ。「この日だけは軍団の枠を取っ払って、FMWに参戦している全選手が参加して、Rayを応援してあげてほしい」と大仁田。同興行の収益金は、経費を除いた全額が治療費としてRayに寄付される方向だ。

 大仁田らの思いを胸に、Rayは6・21後楽園に来場する決意を固めた。Rayは「応援してくれているファンの皆さんも、心配していると思うんで、どうしてもあいさつがしたい。手術受けたばかりで、今はまだ日常生活にも支障がある状態ですが、あと1カ月でなんとか体調を整えたい」と話した。

 病気療養中のため、今後の体調次第となるが、6・21後楽園でRayはファンに向けて、メッセージを届ける意向だ。来場がかなえば、公の場に姿を見せるのは、JWP5・4板橋での『Ray AID』以来となる。

プロ格 情報局