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6/2【リアルジャパン】6・23後楽園にはぐれIGF軍団来襲 「S・タイガー&長井&大塚vsカシン&鈴木&岡本」が決定

 2日、東京・興義館でリアルジャパンプロレスが記者会見を行い、“はぐれIGF軍団"ケンドー・カシン&鈴木秀樹&将軍岡本の参戦を発表。『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLD V』6・23後楽園ホール大会のセミファイナルで、スーパー・タイガー&長井満也&アレクサンダー大塚組と対戦することになった。

 様々な団体にケンカを売りながらも上がる舞台がなかなか決まらなかった“流浪の集団"はぐれIGF軍だが、一部報道でS・タイガーとの因縁が発生。それを受けてリアルジャパンが動き、今回の対戦が決定した。すでにメインイベントでレジェンド王者・関本大介が船木誠勝の挑戦を迎え撃つタイトルマッチが決まっており、それに続き刺激的な対戦が実現することになった。

 会見にはS・タイガー&大塚、鈴木&岡本が出席。4選手を前にした初代タイガーマスクは「こんな絶好の機会はなかなかないぐらいのいい選手たちが集まってくれたなと非常にありがたく思っています。リアルジャパンにもってこいの選手たちがアピールしてくれたなと思います」とはぐれ軍団の参戦を全面的に歓迎。だが、「ただし、まだ試合は成立していません。相手にも条件があるみたいなので。その条件を飲めたら、試合は正式に成立することになります」と不安げな表情を見せる。記者会見を欠席したカシンから無法な要求が届いているという。

 鈴木がカシンから送られてきたメールを代読。その内容は「平井代表、『壊れかけのRadio』をみんなの前で歌え。歌わない場合は試合をキャンセルする」というまさかの要求だった。平井丈雅代表は動揺を隠しきれなかったが、初代タイガーの指示を受けて、懸命に熱唱。それを見た鈴木が出場に同意し、ここでやっと対戦カードが正式決定となった。

 はぐれ軍団の中で唯一リアルジャパンに参戦経験のある鈴木は「変な言い方ですけど、相手に心配ないというか、実力者が揃っているんで心配ないんですけど、味方にちょっと心配があるんで。そこを気を付けたいなと思います」とカシンの言動に不安がある様子。「正直な気持ちを言うと、リアルジャパンさんには1人で出たかったなと」と本音を漏らしたが、軍団としての継続参戦も視野に入れているようだ。

 岡本は初参戦。「今回こちらの試合を組んでいただき、誠にありがとうございます。初めてリアルジャパンのリングに上がるので、精一杯頑張りたいと思います。6月23日を楽しみにしております」と初代タイガーに敬意を表すと、「S・タイガー選手とは練習を何度かやらせてもらっているので、何となく実力はわかります。アレクサンダー選手も試合で何回かやらせてもらっているんで、あんなもんだろうというのはわかっているんで、大丈夫だと思います」と勝利に自信をのぞかせた。

 迎え撃つ立場のリアルジャパン軍は、3人が全員元レジェンド王者という鉄壁の布陣となる。はぐれ軍の独特なペースに戸惑いを隠せないS・タイガーだが、「最初の気持ちは、リアル・ストロングスタイルの継承者を懸けた戦いができるという仲間意識が凄くあったんですけど、今回は改めて対抗戦という気持ちでぶつかる以上、こっちも絶対にこの戦いには負けられない」と“対抗戦"であることを強調。パートナーの2人へのライバル心も垣間見せつつ、「はぐれIGF軍団に対して徹底的に我々の戦いを見せつけていきたいと思います」と必勝を誓った。

 パートナーの大塚もその姿勢に同調。「佐山先生がいつもおっしゃていることをリング上で表現するだけです」とストロングスタイルを見せつけることを誓うと、カシンとの初対決に興味を示した。

 ひとまずはぐれIGF軍団の参戦が決定したが、会見を欠席したカシンの真意は不明のままで、今回の対戦も波乱含み。軍団が継続参戦するとなれば、タイトル戦線での活躍や初代タイガーとの激突なども期待できるが、果たして……。

☆6/23(木)『初代タイガーマスク黄金伝説〜LEGEND OF THE GOLD V』17:30開場、18:30開始

▼セミファイナル/6人タッグマッチ
将軍岡本
鈴木秀樹
ケンドー・カシン
(1/60)
アレクサンダー大塚
長井満也
スーパー・タイガー

▼メインイベント/レジェンド選手権試合
[挑戦者]
船木誠勝
(1/60)
関本大介
[第9代王者]

[出場予定選手]
タカ・クノウ、スーパー・ライダー、ウルティモ・ドラゴン、折原昌夫、小笠原和彦、倉島信行、間下隼人、山本SAN、“力道山3世"力、LEONA

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